- DM内の画像アドレスは、ログインしている当事者しかアクセスできません。
- ツイートの画像アドレスは、誰でもアクセスできるので注意が必要です(非公開ツイートでも)。
- ちなみに、ツイート内の画像がURLで表示されるのは、「画像のプレビュー」の設定がオフだからです。
画像URLのドメイン | 見られる? | 状態・原因 |
---|---|---|
pic.twitter.com | 見られない(無効) | 転送途中のエラー |
twitter.com | ログインが必要 自分と相手のアカウントだけ | DMのルーム内の画像 |
pbs.twimg.com | URLを知っている人は誰でも | 投稿内の画像 |
今回は、Twitterにアップロードした画像アドレスについて、公開範囲を確認してみました。
1. 「pic.twitter.com」というアドレスが表示された
Twitterのメッセージで画像を送信したら、なぜかアドレスみたいに表示されました。
自分でクリックしてみたら Safariが開いたのですが、真っ白で何も表示されませんでした。
画像がインターネットで公開されてしまったか心配です。
大丈夫でしょうか?
- これは、メッセージを表示する処理の途中で、画像が「展開」されないままになってしまったようですね。
- URLのリンク先は、非公開になっているので安心して大丈夫です。
1-1. DMでの画像送信
Twitterには「DM」という、特定の相手と非公開のメッセージを送る機能があります。文章だけでなく、画像などを送信することもできます。
「DM(個別メッセージ:Direct Message)」。
ところが、今回は画像を送信すると なぜか謎のURLになってしまいました。
表示されたURLをよく見ると、「pic.twitter.com/〜」というアドレスです。これは、「twitter.com」のサブドメインで、Twitterのサーバ内のデータを指しています。
相手側ではどう表示されたのかを確認してみました。
すると、問題なく送った画像が表示されています。
一時的なエラーなので、自分のブラウザ・アプリを再起動すると、表示は直るはずです。
どうも、通信のエラーなどで、中途半端なアドレスが、そのまま表示に残ってしまったようです。
1-2. 無効なアドレス
この画像って誰でも見られる状態なの?
ためしに、「pic.twitter.com/〜」にアクセスしてみます。
すると、「表示する内容がありません」と表示されました。
同様のメッセージは、ランダムなURLに変えてみても表示されます。
つまり、「無効なアドレス」ということですね。
送った画像が誰でも見られる状態というわけではないです。
送信中の画像URLは、ちゃっと無効になっているんだね。
2. ダイレクトメッセージの画像アドレスは非公開
気になったので、すでにダイレクトメッセージで送信完了している画像のURLも調べてみました。
ブラウザの右クリックで、「画像アドレスをコピー」して見てみます。
「https://twitter.com/messages/1234567890-1234567890123456789/media/1234567890123456789(URL内の数値は変更済み)」の形式です。
さっきと違って、ドメインは「twitter.com」です。
メッセージ部屋IDと画像IDの組み合わせを表しているようです。
2-1. 閲覧にはログインが必要
画像アドレスをブラウザに入力したところ、Twitterのログイン画面が出てきました。
同じアカウントでログインすると、メッセージのページが表示されるのですが、別のアカウントだと「選択したメッセージはありません」と表示されました。
やり取りしている当事者がログインしていればメッセージルームにつながるものの、第三者は画像がアクセスできませんでした。
つまり、ダイレクトメッセージ内の画像アドレスは「非公開」になっているんだね。
2-2. ダイレクトメッセージ内の画像は削除できない
ただし、すでにダイレクトメッセージで送信した画像は削除できません。
画像を選択しても「自分の受信トレイから削除」するだけで、相手の画面からは消せません。
3. ツイートの画像のURLアドレス(pbs.twimg.com)
DM内の画像は非公開なんだね。
じゃあ、投稿内の画像はどうなの?
ツイートに添付した画像の場合も見てみましょう。
画像アドレスを見てみると、
https://pbs.twimg.com/media/FDUTwnjacAA-NNC?format=png&name=240x240
となっていました。
画像は「pbs.twimg.com」というドメインにアップロードされていて、Twitterアカウントにログインしていないブラウザでも閲覧することができました。
外部のドメインに保存されるんだね。
ちなみに、投稿に添付された画像や、ネット記事のサムネイル画像が表示されず、URLのみとなる場合は、設定を確認してみてください。
アプリの標準設定では「画像のプレビュー」はオンなのですが、これがオフになっている場合、画像はURLのみの表示になります。
3-1. Twitterにアップロードした画像を削除する
Twitterにアップロードした画像は、ツイートを削除することで「見られなくなる」といいます。
しかし、削除してからリンクURLにアクセスすると、まだ画像を見ることができてしまいました。
閲覧する経路がなくなるだけで、サーバの画像データがすぐに削除されているわけではないようです。
画像を削除する方法は?
画像やGIF画像をツイートする方法 | Twitterヘルプ
画像を含むツイートを削除することで画像も削除されます。ツイートが削除されると、画像はTwitterで見られなくなります。ただし、一部のブラウザ、アプリ、サーバーにキャッシュとして残る場合があります。
3-2. 【追記】キャッシュも削除された(2022年1月1日)
2022年1月1日(2ヶ月後)に改めてURLを確認してみると、以前は表示された画像にアクセスできませんでした。
若干ブラウザで挙動が違うようで、Chromeでは「ページが見つかりません」と表示されましたが、Safariでは空の画像データ(0バイト)がダウンロードされました。
【例:削除した画像アドレス】https://pbs.twimg.com/media/FDUTwnjacAA-NNC?format=png&name=240×240
3-3. 非公開ツイートの画像は「限定公開」状態
興味深かったのは、「鍵アカウント(非公開)」のツイートに添付された画像でも、URLだけでアクセスできたことです。
リンクURLが知られれば誰でも見ることができるということで、YouTubeの投稿での「限定公開」に近いですね。
ツイートを非公開にしている場合、画像も非公開になりますか?
画像やGIF画像をツイートする方法 | Twitterヘルプ
非公開ツイートの画像はフォロワーのみ見ることができます。また、フォロワーは非公開ツイートで共有された画像をダウンロードしたり、画像のリンクを再度共有したりできます。ツイートで共有した画像のリンクは非公開にはならず、そのリンクを通じて誰でも見られるようになります。Twitterで画像を見せたくない場合は画像を含むツイートを削除してください。
非公開のアカウントであっても、一度Twitterで共有した画像のリンクは「限定公開」になって残ります。
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4. FAQ
4-1. Q. Twitterでダイレクトメッセージに画像を送ったらURLに変わってしまったのはなぜ?
A. Twitterでは、ダイレクトメッセージに画像を送信すると、一時的に画像がURL形式で表示されることがあります。
これは通信エラーや読み込み中の表示方法です。
画像は非公開設定であるため、ログインしている当事者間でのみアクセス可能です。
通信の問題やアプリの読み込みエラーが考えられます。
アプリを再起動するか、インターネット接続を確認してみてください。
4-2. Q. ツイートに添付された画像やサムネイル画像がURLのみになるのはなぜ?
A. アプリの標準設定では「画像のプレビュー」はオンなのですが、これがオフになっている場合、画像はURLのみの表示になります。
4-3. Q. Twitter DMで画像を送信する方法は?
A. TwitterのDMで画像を送信するには、メッセージ入力欄の隣にある画像アイコンをタップし、送信したい画像を選択してください。
選択後、画像を添付してメッセージを送信できます。
相手に直接画像を共有できます。
4-4. Q. Twitter DMで送信した画像が削除できないのはなぜ?
A. TwitterのDMで一度送信した画像は、送信者の受信トレイからのみ削除可能です。
つまり、送った相手の受信トレイからは削除できません。
4-5. Q. Twitterで公開された画像はどうやって削除したらいい?
A. Twitter投稿で公開された画像を削除するには、画像が含まれるツイートを削除します。
ツイートを削除すると、そのツイートに添付された画像も自動的に非公開となり、Twitter上でのアクセスが不可能になります。
ただし、キャッシュに残っている場合があるため、完全な削除を保証するものではありません。