LINEやメールのメッセージが表示できないんだけど……。
スマートフォンを長く利用していると、だんだんと動作が不安定になっていきます。
今回は、ストレージが足りなくなって、メールやLINEが動かなくなった事例を紹介します。
au、京セラ Qua phone QX(KYV42)
現在、一時的に LINEが動かないスマホが多いようです。
まずは、マイアプリからChromeアプリを更新してみてください。
1. メッセージを受信できるのに表示できない
エラー状況を確認してみると、LINEやメールを受信すると、スマートフォンに通知は表示されるのですが、アプリで内容を確認しようとすると、「停止」してしまいました。
「LINE」が繰り返し停止しています。
2. 設定アプリから原因を調べる
アプリが停止する理由として、3つの原因を考えました。
↑ 「データが足りない」といっても いろんな場合があります。
それぞれ、「設定」アプリから確認してみましょう。
2-1. モバイルデータ使用量
まずは、モバイルデータ使用量を確認します。
設定アプリの「データ使用量」をタップすると、今月の使用量が確認できます。
680MB / 2GB ということで、まだだいぶ余裕があります。
2-2. ストレージの空き容量
次に、ストレージの空き容量を確認してみます。
設定アプリから「ストレージ」をタップします。
合計 14.68 GB に対して、13.57 GB 使用中です。
これは、かなり余裕がないですね。
3. 不要なアプリを削除したら解決した
そこで、不要なアプリを削除することにしました。
設定アプリの「アプリ」をタップします。
インストールされているアプリの一覧が表示されるので、使っていないアプリを選びます。
動画閲覧のTikTokアプリを見てみると、「1.04GB利用」ということで、このスマートフォンの中では、わりと大きな比重を占めていました。
これで、無事にメールアプリやLINEアプリが動作するようになりました。
3-1. アプリごとのデータ量を見る
LINEアプリは、どれぐらいデータを保存しているんでしょう。
アプリ情報の中の「ストレージ」をタップすると、容量を確認できます。
これでみると、
・アプリ本体が 251MB
・ユーザーデータが 1.83GB になっています。
動画や写真がたまって、データ量が増えていますね。
4. メモリの状態は?
スマートフォンには、一時記憶のための「メモリ」があります。
設定アプリから、「メモリ」を表示してみます。
合計 1.8 GB 中の 1.4 GB。 あまり余裕はありませんが、まだ大丈夫そうです。
「アプリのメモリ使用状況」を確認しても、ほとんどがシステムアプリで、これ以上 停止できそうなアプリはありませんでした。
4-1. 2017年と2020年のスマートフォンの性能の差
スマートフォンは年数が経過すると、アプリの進歩に徐々に性能が追いつかなくなります。
今回のスマートフォンは、2017年に京セラが製造したQua phone QX(KYV42)です。
性能をみると、ストレージ容量が 16GB、メモリが 2GBです。
2021年現在の機種と比較してみましょう。
au の販売しているスマートフォンを2種類調べてみました。
発売時期 | ストレージ | メモリ | |
Qua phone QX | 2017年 | 16GB | 2GB |
GRATINA | 2020年 | 32GB | 3GB |
XPERIA 5II | 2020年 | 128GB | 8GB |
販売年だけではなく、価格帯によっても、性能が大きく違うことがわかります。
廉価モデルだと、あんまり性能が変わらないんだね。
もし、性能不足でスマートフォンを買い換える場合は、少し高価な機種をオススメします。
廉価な機種だと操作に慣れたころに動作が不安定になります。
性能の良いスマートフォンのほうが、結果として長く利用できるので、慣れていくことができます。
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