- 「知らないうちに3ヶ月ほど毎月5,000円ぐらいの引き落としがあった💦」という相談がありました。
どうも、意図せずに オンライン相談サービスの月額プランに入ってしまっていたようです。 - 実は、インターネット検索中に表示されたチャット画面を無料と思って相談したところが、有料になっていることが多いです。
例えば、はじめは「500円」と表示されていても、それは「割引期間のみ」。
その後は 毎月 5000円ほどの請求が続くようなのです。 - ただし、勝手に引き落としになったわけではありません。
利用開始前にクレジットカード情報の入力画面があります。
不要な場合はそこでキャンセルすればよかったわけです。 - もし、すでに加入してしまって今後の請求を停止するには、サイトに問い合わせて「解約」手続きをします。
1. 「500円定額」のつもりが……
知らないうちに3ヶ月ほど毎月5,000円ぐらいの引き落としがありました。
どうも インターネットで調べものをしている中で、「500円で専門家に相談できる」というチャットサービスを 1回利用していたようです。
どうしたらいいですか?
検索結果の広告からチャット相談画面が表示されることがあります。
質問文を送信すると、すぐに返事が来ます。
ところが、途中で「さらに聞くには 500円が必要」というメッセージが出てきました。
かしこまりました。次のページにて初回わずか ¥500でご利用いただける定額会員への加入手続きをお済ませください。その間に法律の専門家をお手配し、お伺いした内容を確実に伝えておきます。続行>>
「500円ならいいか」と支払うつもりでもクレジットカード情報を入力すると、継続して 5,000円の支払いが発生する構図になっていました。
1-1. 月額制のオンライン相談サービス
「定額」の文字だけをみて「500円で定額」と思い込んでしまったようですが、そうではありません。
クレジットカード番号は、500円の支払いではなく、「定額会員」として「サブスクリプション(定額支払い)」の支払いに使われることになります。
2. クレジットカード情報を入力するときは慎重に
クレジットカード情報を入力するときには、しっかり文章を読むことが大事です。
クレジットカード情報を入力する画面をよく読んでみると、500円は「トライアル(お試し)」で、実際の毎月の会費も明記されていました1。
とはいえ、実際には細かい文章をよく読まずに、勘違いで契約してしまうトラブルも多いようです。
国民生活センターの「消費者トラブル解説集」でも「専門家に質問するサイトを利用したらその後も料金を請求された」という事例が紹介されています。
日ごろから、いろんな利用規約などを全部読むのは大変です。
ついつい「とりあえず同意」ということが多いと、こういうときにもうっかりしそうです。
3. サブスクリプションの返金は規約次第
えー💦
全然 使っていないんだから、返金してほしいなぁ。
これ以上の請求を止めるために「解約」はできますが、
返金できるかどうかは利用規約次第です2。
「サブスクリプション(定額支払い)」の仕組みでは、利用していなくても契約自体は有効です。
慣れていないと「わかりにくい」とは思いますが、「無効な契約」というわけではないのです。
「たった 1回の相談料」と考えると高く感じますよね。
でも、期間中は「医師や弁護士などの専門家にいつでもオンライン相談できた」ということを考えると、必ずしも料金設定が「高すぎる」とも言えないのです。
3-1. 不要なサブスクリプションは解約する
今後これ以上 請求が来ないようにするには、「解約」手続きをする必要があります。
- 自分でログインして解約する方法と、
- カスタマーサポートに電話・電子メールで問い合わせる方法があります。
電話サポートで解約するとSMSでお知らせが来ました。
ちなみに、ここで間違えてメッセージ内のリンクを押すと、定額会員の契約を再開することになるので注意しましょう。
スクリーンショットなどでも保存しておくとよいです。
解約手続きが正しくできていないと、サブスクの契約は継続になり、利用料金が発生しますのでご注意ください。
専門家に質問するサイトを利用したらその後も料金を請求された(消費者トラブル解説集)_国民生活センター
あと、次からは早めに請求に気づけるように、クレジットカード明細をウェブなどで確認できるようにしておくとよいです。
(補足)
- パソコンやスマホからのアクセスによって会費は違うようです。
- 返金については、原則として、利用規約に基づいて対応されるため、必ずしも返金が認められるとは限りません。 – 専門家に質問するサイトを利用したらその後も料金を請求された(消費者トラブル解説集)_国民生活センター