- 異なるApple IDを使用する新しいiPhoneへのLINEデータ移行は複雑な手順が必要です。
- 旧機種でApple IDを切り替え、LINEのトーク履歴をiCloudドライブにバックアップする必要があります。
- 新機種でLINEを再インストールし、ログインするときにデータを復元できます。
LINEでは、片方の端末でログインすると他方でログアウト・データ削除されるため、慎重な操作が求められます。
1. 違うApple IDで設定した iPhoneにLINEを移行したい
新しいiPhoneに今まで使っていたApple IDとは違うものを登録して設定しました。
Apple IDが違うのでクイックスタートでのデータ移行は無理1なのはわかったのですが、LINEだけでも移行する方法無いでしょうか?
LINEの仕組みのせいで手間がかかりますし、失敗のリスクもあるので要注意です。
1-1. 【注意】LINEの自動ログアウト
データ移行の前に、注意点があります。
それは、LINEは片方の端末でログインすると、他方ではログアウトされること。
LINEログアウト時に、データも端末から削除せざるをえなくなります。
くれぐれも慎重に操作する必要があります。
2. LINEのトーク履歴はiCloudドライブに保存される
LINEアプリの初期設定でログインするとき、旧デバイスでバックアップしたトーク履歴をiCloudから復元できます。
ただし、これには同じApple IDを使用する必要があります。
2-1. バックアップ先のiCloudを変更する
LINEのバックアップ先のiCloudドライブは、デバイスに設定されているApple IDに紐づいています。
つまり、バックアップ先のiCloudを変更するには、iPhone自体のApple IDを変更する必要があります。
Apple IDを変更すると、そのデバイス上の他のアプリやデータにも影響を与える可能性があります。
3. 新機種でLINEにログインして復元する
そこで、まず旧機種の方でApple IDを切り替える必要があります。
そうすれば、そのアカウントのiCloudドライブにLINEのトーク履歴をバックアップできるようになります。
LINEアプリの設定で、トーク履歴をバックアップします。
新しい方でLINEアプリをインストールし、再ログインします。
この初期設定時にバックアップからの復元オプションを選択します。
しかし、同時に旧機種のLINEアプリはログアウトされます。
(補足)
- クイックスタートは同じApple IDを使用している2台のiPhone間でデータを直接転送するために設計されています。新旧iPhoneで異なるApple IDを使用すると、クイックスタートは正常に機能しません。