「アップデート」は、アプリなどのプログラムを最新の状態にすることです。
アップデートの内容はその時々で変わりますが、
アプリに新しい機能を追加するだけでなく、
見つかった不具合を直したり、
セキュリティを強化したりしています。
このような更新は、それぞれのアプリごとに提供されます。
そこで、スマートフォンではほぼ毎日ように何かしらの「アップデート」があるわけです。
1. アップデートしないとアプリは動かなくなる
それぞれのアプリの開発元は、アプリストアを通して利用者に更新を伝えます。

「アプリの自動アップデート」に設定されていれば勝手にアップデートされます。
そうでなければ、通知が表示されるので、それぞれの利用者が自分で「更新」操作をします。

それであまりアップデートの通知がないけれど、使えている人もいるんだね。
アップデートをしないで使っているとどうなるの?
新機能が使えなかったり、セキュリティの問題があったり、という問題があります。
しかし、それ以上に重要なのが、すぐにではないものの、いずれはアプリは動作しなくなってしまうことです。
アップデートをしないとアプリは(いずれ)動かなくなります。
例えば、LINEやマップなど、多くのアプリは、スマホ単体で動いているわけではありません。
インターネット上のサービスにつながって動いているのです。
そのため、サービス側で大きなシステム変更あった場合には、スマートフォン内のアプリでもそれに対応する必要があります。

サーバに送るデータ形式が変わったのに、アプリが古いままだと通信できないのです。
ただ、このような大掛かりは変更は、アップデートの中でも一部です。
2. アップデートとデータ通信量
アプリのアップデートは、そのアプリにしか影響しないので、実行によるデメリットはほとんどありません。
気づいたらすぐにアップデートして問題ないですし、「自動アップデート」にしてもよいと思います。
ただし、ある程度まとまったデータ通信量が発生します。
携帯会社のプランで「月〜ギガまで」と容量が決まっていると、注意が必要です。
通常、初期設定では、モバイルデータ通信につながっている間は自動アップデートは無効になっているはずです。

そのため、自宅に Wi-Fi 環境がない場合は、アップデートされずにそのままになっていることが多いです。
3. 基本システムのアップデート
それぞれのアプリだけでなく、スマートフォンの基本システムにもアップデートがあります。
アプリほど頻繁ではないですが、年に数回は基本システムのアップデートがあります。

Androidスマートフォンでは「システムアップデート」、
iPhoneでは「ソフトウェアアップデート」、
と呼ばれています。
これらは、ほかのアプリのアップデートに比べて「大掛かり」で、アップデート後には再起動が必要になります。

年に一回程度は見た目のデザインも大きく変わるような「メジャー・アップデート」もあります。
しかし、ほとんどは見つかった不具合の細かな修正が多いです。
このようなアップデートでは見た目には違いがわかりませんが、スマートフォン全体のセキュリティに関係するものも多いです。
なるべく早めに実行した方がよいわけです。
ただし、稀ではありますが、アップデート後にスマートフォンが動かなくこともあります。
ですので、データのバックアップなどをした上で、時間に余裕があるときに実行した方がよいとも言えます。

そうは言っても、ついついそのままアップデートを実行してしまうんだよね。
大抵はうまくいくから。






