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iOS 16.4.1で修正された脆弱性ってなんなの?【ゼロデイ脆弱性】

iPhoneとりあえずのメモセキュリティニュースから考える

簡単にいうと、データの読み書き領域のチェックの漏れや、メモリ解放のチェックの漏れです。単純なプログラム上の見落としでも、悪用されると iPhoneが乗っ取られるような危険もあります。

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修正された脆弱性

セキュリティ関係で修正された脆弱性は2つ。

iOS 16.4.1で修正された脆弱性1
  • IOSurfaceAcceleratorの欠陥(CVE-2023-28206)
    Out-of-bounds Write:(CWE-787)バッファーの範囲外にデータを書き込んでしまう不具合
    (アプリがカーネル特権で任意のコードを実行できる可能性がある)
  • WebKitの欠陥(CVE-2023-28205)
    Use After Free:(CWE-416)メモリが解放された後にメモリを参照してしまう不具合
    (悪意のあるコードの処理も任意のコード実行につながる可能性がある)

プログラム上の見落としなのですが、悪用されてしまうと大きな被害になりかねません。

ちょっとしたミスで、システムのセキュリティは脅かされてしまうんだね。

ゼロデイ脆弱性

このようなOSの脆弱性は、「ゼロデイ脆弱性」と呼ばれます。

「ゼロデイ脆弱性」は見つかればすぐに修正されるため、基本的に狙われるのは、「世界中の政治家、ジャーナリスト、反体制派、その他のリスクの高い個人のスマートフォンやコンピュータ2」です。

どちらかというと、政府や軍隊・企業などの「機密情報」を奪うための攻撃で利用されます。

一般人の場合は、定期的なソフトウェア・アップデートを心がけていれば、そこまで心配しなくてもよいかな、と思います。

(補足)

  1. About the security content of iOS 16.4.1 and iPadOS 16.4.1 – Apple Support
  2. campaigns exploiting zero-day bugs abused by government-sponsored threat actors to deploy commercial spyware on the smartphones and computers of politicians, journalists, dissidents, and other high-risk individuals worldwide. – Apple fixes two zero-days exploited to hack iPhones and Macs
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