iPadの下取りに出すために、初期化しようとしています。
残り1分から処理が進みません。どうしたらいいですか?
iPadが古いと、iCloudバックアップに対応していない場合があります。中から必要なデータを取り出したら、iCloudへのアップロードはスキップしても大丈夫です。
それとは別に、iPhone・iPadを下取り・中古に出すときには、「iPadを探す」が解除されているか確認しておきましょう。アクティベーションロックになっていると、次の所有者はiPadの初期設定を進めることができません。
1. そもそも何のためのアップロードなのか?
この処理は、iPhoneやiPadのデータを消去するときの、バックアップです。
アップロードが完了しないのには、いくつかの原因が考えられます。
▶バックアップデータの作成に想定以上の時間がかかっているか
▶バックアップの生成中なのか
▶iCloudに保管できる容量が足りないのか
▶インターネット通信が遅くなっているか
▶iCloudサーバに障害が発生しているのか
▶iPadのシステムがiCloudサーバに対応しているのか
一晩待ってみて、うまくいかなければ、一度やり直してみます。それでもダメなら、iCloudでのバックアップは諦めるしかなさそうです。
特に、iPadが古い場合は、内部のシステムとiCloudサーバの連携がうまくいかないことも考えられます。
2. 初期化前にアクティベーションロック(iPadを探す)を解除しておく
ところで、誰かに譲渡する場合には、まずは「アクティベーションロック」を解除してあるか確認しておきましょう。
iOS7移行、iPadにはアクティベーションロックが導入されています。「iPadを探す」にある、盗難防止機能で、他人にiPadを勝手に初期化されて不正利用されてしまうことを防ぐための機能です。
アクティベーションロックを解除しておかないと、初期化をしてデータを全て消してもiPadにロックが掛かった状態となってしまいます。初期化しても、他の人はその端末を使えません。
初期化後にアクティベーションロックを解除するのは大変なので、初期化前に「iPadを探す」を無効にしておきましょう。
3. どうしてもアップロードできないならスキップしてもよい
ちなみに、このアップロード処理は、データの消去に必須なわけではありません。このiCloudへのアップロードは、消去した iPadのデータを、別のiPadで復元するための操作なのです。
もし、古いiPad内にあるデータが不要なら、iCloudへのバックアップはスキップしても構いません。
反対に、iPad内のデータを移行したい場合でも、パソコンに接続して iTunesでバックアップする方法もあります。
ただし、iPadが古くなってくると、iTunesのバックアップでも失敗する可能性が出てきます。
全部のバックアップは、諦めないといけないケースも少なくないです。
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