Windows 10のパソコンを起動して、スタート画面を見ていたら、見慣れないアプリに気づきました。
「PC 正常性チェック(PC Health Check)」アプリです。
1. PC 正常性チェックの画面
スタート画面から「PC 正常性チェック」を起動してみます。
まず、目を引くのが「Windows 11の準備ができました」という表示です。
Windows 11へのアップグレードするにあたって、十分な性能があるか確認するアプリかと思ったのですが、どうもパソコンを快適にする設定を網羅的にまとめたツールのようです。
「Health Check」を「正常性チェック」と訳しているので、ちょっと戸惑いましたが、設定の「無駄な部分を削ぎ落とす」アプリという位置づけです。
これまでもフリーソフトでは、チューンナップツールがありましたので、その公式版ということになりますね。
「PC 正常性に関するヒント」を見てみると、設定やブラウザなど、Windows PC全体のいろいろな便利な設定にリンクされています。いろんなアプリに分かれている設定を、横断して確認できるのは良いですね。
よく「パソコンが遅い」と相談されるときに、チェックする項目がまとまっているので、うまく利用すると個人でもパソコンのメンテナンスに活かせます。
ちょっとカタカナ用語が多くてしんどいけどね。
こんな機能が追加されていたんだ、と発見もあります。
2. 表示された警告
PC 正常性チェックでは、5項目について検証して、チェック事項があれば警告を表示します。
私のPCでは、2つ警告が表示されていました。
一つはWindows Updateの警告。これは、まだ「Windows 11へのアップグレード」のダウンロードを開始していないからのようです。
もう一つのストレージの警告は、空き容量不足です。
確かに空き容量が少ないです。
ゴミ箱を空にして少し空き容量を増やしました。
3. PCHealthCheck.exe(Program Files)の保存場所
Microsoft Storeのアプリではなく、Program Filesに保存されていました。
4. Windows Update(KB5005463)でインストールされた
このアプリは、Windows Update(KB5005463)のタイミングでインストールされたようです。
KB5005463 – PC 正常性チェック アプリケーション
この更新プログラムでは、PC Health Check アプリケーションを Windows 10 バージョン 2004 以降のデバイスにインストールします。
KB5005463 – PC 正常性チェック アプリケーション
履歴をみると、「その他の更新プログラム」の中に、2021/11/03にインストールされたことが記録されていました。
「PC正常性チェック」のバージョンは、「3.2.211014001-s2」でした。
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