【スポンサーリンク】

大事なファイルがバックアップのせいで消えた?【OneDriveの容量制限と同期】

この記事はまだ途中です。なにかのヒントになれば うれしいです。

Windowsとりあえずのメモインターネット小話パソコン基礎知識操作には要注意相談と回答追記予定の話
  • 「パソコンに保存していた文書データが全部消えてしまった」という相談がありました。
  • 幸いデータは復元できましたが、間違えてファイルを削除してしまったようです。
  • しかし、間違えるのも無理はない理由があります。
    それが、OneDriveの「バックアップ・同期」機能です。

Windowsからオススメ表示されるのに、わかりにくいんですよね。

誤解したまま使って、大事なデータを消してしまうケースがあります。

免責事項

なるべく正確な情報になるよう努力していますが、個々のPC/スマホにより状況は異なり、結果の保証はできません。
操作の際には、十分に注意の上、ご自身の判断と責任で行っていただくようお願いいたします。

【スポンサーリンク】

OneDriveのバックアップ

パソコンを使っていると、いつの間にか「OneDriveのバックアップ」が有効化されていることがあります。

勝手に設定が変わるわけではありません。
しかし、Windows Updateの後などに機能紹介の青い画面が表示されます。
この中でバックアップの有効化を推奨しているので、深く考えずに有効にしてしまうケースも多いと思います。
表示では「大事なデータを保護するため」と書かれているので、セキュリティのために必要な操作だと勘違いしやすいです。

「OneDrive」は、マイクロソフトの運営するクラウドストレージです。
インターネット上にデータを保管するサービスですね。

確かに、大事なデータを外部のデータサーバに保管しておけば、パソコンが破損・故障してもデータは無事です。
これが「大事なデータを保護する」の意味です。

バックアップの対象フォルダ

OneDriveのバックアップは、PC内の「ドキュメント」、「デスクトップ」、「ピクチャ」の3つのフォルダを、丸ごとOneDriveに保存する機能です。

バックアップ対象のフォルダ内のファイルは、わざわざ自分で選んで OneDriveに転送しなくても、プログラムが自動的にバックアップしてくれます。

無料プランの容量制限は小さい

しかし、注意点があります。
それは、クラウドストレージの容量制限です。

OneDriveは会員制のサービスで、無料プランでは保存容量に5GBの制限があるのです。

5GBは USBメモリ 約1本分 に相当します。
文書や少しの画像ファイルを保管するには十分ですが、写真や動画が増えるとすぐにいっぱいになってしまいます。

つまり、ちょっとデータを持ち運ぶには便利なのですが、パソコン内のデータをすべて保管するには全く不十分です。

従って、バックアップ機能を有効化すると、多くのパソコンでOneDriveはいっぱいになり、警告が表示されるようになります。

容量を超える場合は、そもそも「オススメ」しないでくれればあいのに…

容量を空ける

対処方法は、3つあります。

1つは、OneDriveの警告を無視することです。
確かに、インターネット上へのバックアップは機能しなくなります。
しかし、放っておいても、パソコン内でファイルを保存・編集するには問題ありません。

ただし、よくわからない警告を放置するのは、習慣としてあまり望ましくありません。ほんとに大事な警告を見逃してしまうからです。

2つ目は、有料プランに加入することです。
月額・年額の費用を支払えば、より多くのデータを保管してくれます。パソコンの容量以上にすることが可能です。

しかし、継続的な支払いは避けたい人も多いと思います。

3つ目に考えられるのが、OneDriveに預けるファイルを減らすことです。
これが定番の解決法ですね。

同期の落とし穴

ところが、預けているファイルを削除したところで悲劇が起こります。
OneDriveの容量を空けるためにファイルを削除したのに、パソコンの方のファイルも消えてしまうからです。

これは「同期」の落とし穴です。
「同期」は、追加されたファイルをバックアップするだけでなく、削除もするのです。

OneDriveに預けたファイルを削除すると、パソコン内のファイルも削除されてしまいます。

これが、ファイルが消えてしまった(消してしまった)原因です。

復元して移動

ただし、OneDriveで削除したファイルは、30日以内なら復元できます
OneDriveサービス内の「ごみ箱」に残っているからです。

「ごみ箱」にアクセスして、「ファイルを復元」することで、OneDriveに戻すことができます。

すると、同期されているパソコンにもファイルが復元されます。

ローカルフォルダに移動する

しかし、ここで問題点があります。
それは、容量不足です。

そのままでは OneDriveの容量不足のため、すべてのファイルは復元できません。

その場合は、ファイルの移動をします。
順次、復元されたファイルをパソコン内のローカルフォルダに移動すれば、復元作業は進んでいきます。

ちなみに、OneDriveからローカルに移動したファイルは、削除と同様「ゴミ箱」に入ります。
再度 復元しないように削除日時を確認して、復元作業を進めます。

バックアップの停止

必要なファイルを復元できたら、バックアップを停止します。

そもそも、「デスクトップ」や「ドキュメント」というパソコン内の重要なフォルダを、OneDriveと「同期」してしまったことで容量不足になったからです。

OneDriveの「設定」から、「バックアップを停止」すれば「同期」が外れます。

あとは、復元したファイルを元の場所に戻せば、元通りですね。

QRコードを読み込むと、関連記事を確認できます。
大事なファイルがバックアップのせいで消えた?【OneDriveの容量制限と同期】
【スポンサーリンク】
タイトルとURLをコピーしました