そもそも SNSって何なの?
ライン? ツイッター?
とても単純化すると、SNSとは「フォローできるミニブログ」です。
基本に仕組みは、たった3つだけ。
➤ ミニブログ。個人のプロフィールや文章・写真を掲載できる。
➤ フォロー。気になる利用者の投稿を確認できる。
➤ メッセージ。利用者同士でメッセージのやり取りができる。
1. インターネットでの趣味の交流
もともと個人の趣味の発信方法としてホームページがありました。その時の交流方法は、主に「電子掲示板」が利用されました。
その後、専門知識がなくても、より簡単に開設できる方法として、ブログサービスが生まれました。記事ごとにコメントするようになりました。
SNS は、ブログをさらに手軽にしたものです。文章の細かい書式をなくすことで、誰でも思ったことをすぐに投稿できるようになりました。また、コメントだけでなく、「いいね」や絵文字など、かんたんに気持ちを伝える方法が増えました。
一つのSNSでも、写真や動画など いろんな投稿方法があります。
1-1. ブックマークからタイムライン
ホームページやブログでは、気に入った場合、「ブックマーク(お気に入り)」としてブラウザに登録します。
気に入ったページが増えると、リンクを一つずつたどる「巡回」にも時間がかかるようになります。
ブログの新着記事をメールのように受け取る「RSSリーダー」というツールもありましたが、ライトユーザーには少し敷居が高かったかもしれません。
SNSでは、気に入った相手を「フォロー」すると、「タイムライン」に記事が集められます。タイムラインをスクロールするだげで、いろんな相手の投稿を読むことができます。
媒体 | 主な交流ツール | お気に入り機能 |
---|---|---|
ホームページ | 電子掲示板 | 相互リンク、ブックマーク |
ブログ | コメント欄 | ブックマーク、RSSリーダー |
SNS | いいね、コメント | フォロー、タイムライン |
1-2. ダイレクト・メッセージ
利用者の間で、メッセージのやり取りができます。
基本的に投稿は、広く公開されるのに対して、メッセージは相手との一対一の私信です。
通常のSNSでは、投稿がメインで、メッセージはサブの役割です。LINEは、SNSの中では独特で、メッセージのやり取りがメインです。
2. SNSに企業が参入する
SNSのもともとの用途は、個人会員同士のコミュニティでした。
しかし、利用者が増えるにつれ、企業や政府機関などでも、SNSを利用した情報発信が一般的になりました。
2-1. SNSと広告
企業アカウントをフォローしなくても、投稿の中に広告が表示されることがあります。
それは、SNSのほとんどは、広告収入で収益を上げるビジネスモデルだからです。
・ターゲット広告
・インフィード広告
登録情報やサービス側に記録された履歴情報などをもとに、利用者に合わせた広告が表示されます。この仕組みを「ターゲット広告」といいます。
広告はいろいろな場所に表示されますが、代表的なのはタイムラインです。タイムラインでは、広告はほかの投稿にまぎれて表示されます。これを「インフィード広告」といいます。
ターゲット広告 | 利用者の興味に基づく内容 |
インフィード広告 | 利用者の興味ある記事の近くに表示される |
SNSの広告は、内容も表示場所も、利用者の興味・関心に近いことから、広告効果が高いと言われています。
2-2. SNSとプライバシー・炎上
SNSは、親しい友人同士のやり取りで利用していると、つい個人的な内容を投稿してしまうことがあります。
しかし、公開範囲を正しく指定していなかったり、引用されたりして、書きこんだ情報が思わぬ形で拡散する危険性があります。場合によっては、「炎上」といって、多くの人に反感や批判を受けることがあります。
一度、インターネット上に公開された情報は、自分でコントロールできないものです。書き込む内容には十分注意をして、利用することが大切ですね。