ウェブページを移動していると、全画面広告が出てくることがあります(このブログでも💦)。
全画面広告は、通常は画面右上の「閉じるボタン(×)」があって、スキップできます。
しかし、たまに閉じるボタンがない場合があります。
たまたま表示された全画面で閉じるボタンがなかったので、画面外をクリックしてみました。すると、Criteoという広告運営サイトにつながったので、メモしておきます。
1. 広告画面外をクリックするとCriteoが表示された
ウェブサイト内のリンクを押したら、全画面広告が表示されました。
ただ、いつもと違うのが、画面右上に閉じるボタンがないこと。
どうも、広告運営会社が Googleとは違うようです。

画面遷移時に表示される全画面広告のことを、「インタースティシャル広告」といいます。
広告を閉じようと思って、とりあえず画面外クリックしてみると、別のCriteoというサイトにアクセスしました(https://privacy.as.criteo.com/adcenter)。

広告を評価するページでした。
広告の商品についてどう思いましたか?
[不適切である]
criteo
[過度に頻繁に表示される]
[すでに購入済み]
広告先の商品ページではなく、広告代理店にアクセスされたようです。
1-1. ネット広告と広告代理店
ネット広告は、広告代理店が仲介して表示しています。
どういうことかというと、当サイトの場合は、Google Adsenseに登録してサイト内に広告表示場所を提供しています。
広告スペースに、どのような広告が表示されるかを決めているのは、Googleです。
通常は、「Google広告」が表示されますが、さらに別の広告代理店の広告が表示されることがあります。卸売のような構造ですね。
今回のCriteoからの広告は、そのような経緯で表示されたようです。
2. 配信停止を送信する
全画面表示の広告配信を止めたかったので、「無効化」を選択してみました。

「広告を見たくない」を選択して、「送信」を押しました。

配信を停止しました。
フィードバックにご協力いただき、ありがとうございます。
再度、「無効化」を押すと、「配信停止済み」と表示されるので、設定できていることがわかります。

広告が表示されていないときでも、「オプトアウト(配信停止)」の設定をすることができます。
2-1. 配信停止設定はどこに記録される?(Cookie)

「配信停止」の送信ボタンを押して大丈夫だったのかな。
個人情報が記録されたりしないか、ちょっと心配……。
確かに、見知らぬウェブサイトで情報を送信するのは、不安がありますよね。
この配信停止の情報は、どこに記録されるのでしょう?
今回の場合は、ブラウザの「クッキー(Cookie)」に保存されていました。

どんな情報が記録されているか、ブラウザの設定から確認できます。
Chromeの場合は、
「︙(メニュー)」
→ 「設定」
→ 「プライバシーとセキュリティ」
→ 「Cookie と他のサイトデータ」
→ 「すべてのCookieとサイトデータを表示」
から確認します。

たくさんのサイトのCookieがあるので、「criteo」で絞り込むと、2件のCookieがありました。

内容は、「配信停止(optout)」の記録と、設定サイト(privacy.as.criteo.com)での送信が記録されています。

サイト運営社に送信されるのは「拒否理由」の方で、誰に「配信停止」するかの情報は自分のブラウザに記録されます。

逆に、仕組み上、Cookieを削除したり、別のブラウザから見ると、またCriteoからの広告は配信されてしまいます。
3. Criteoとは?

Criteoって何なの? 怪しいの?
今回の全画面広告は、「広告について」の情報をみると、フランスのCriteo社の運営するリターゲティング広告だとわかります。
Criteo社は、オンライン広告の業界では有名です。特に、「リターゲティング広告」に強みがあります。

「リターゲティング広告(再標的化広告)」は、ユーザーの行動を識別して、興味を持った広告を再度表示するディスプレイ広告です。
全く関連性のない広告を表示するよりも、購入につながりやすいとされています。
煩わしい広告ではありますが、詐欺や悪質な広告というわけではなさそうです。
このようなプライバシー管理は、アメリカ・EUのルールで規定されています。

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