Windows Movie Makerを知っている人は、だいぶ以前からパソコンを利用している人だろう。紆余曲折あって もう今はないはずが、最近インターネットを見ていたら、見慣れないアイコンに出くわした……。
ソフトのインストールには危険が伴います。十分に注意して行いましょう。
1. 見慣れないWindows Movie Makerのアイコン
まずはこのアイコンを見てください。
Windows Movie Makerって書いてありますよね。
あの「Windowsムービーメーカー」なんです!
とはいえ、記憶によるとWindowsムービーメーカーのアイコンはこんな感じではなかったような……。
1-1. Windowsムービーメーカーが開発終了になるまで
「Windows Movie Maker」のアイコンは、何度か変わっています。
簡単に振り返ると、ムービーメーカーは Windows XPやMeと同時に出てきました。Vistaでグレードアップしましたが、Windows 7のときに「OSとセットで配布するのは市場独占だ」という批判を受けたため、「Windows Live Essentials」というパッケージに分離されました。このときにムービーメーカーも「Windows Live Movie Maker」と名前が変わります。
「Windows Live Essentials」は無料で提供されたために、パソコンによってはWindows Live ムービーメーカーがはじめからインストールされていました。しかし、Windows Live Essentialsは2012年に開発終了となると、ムービーメーカーは提供されなくなりました。
現在は、Windowsに始めから入っている動画編集ソフトといえば、「フォト」アプリになっています。
1-2. Windowsムービーメーカーの画面構成
シンプルでありながら、簡単にタイムライン編集もできるWindows Movie Makerは、初心者向けの動画編集ソフトとして、使い勝手がよかったです。
今でも、XPやVistaからパソコンを買い替えた人は、「Windowsムービーメーカーはどこにあるのか?」と探したりします。わたしもその一人でした。しかし、Microsoftが開発を終了している以上、今は配布されていません。
実は、現在でも検索すればダウンロードできるものはあります。しかし、それは二次配布です。二次配布されているソフトウェアには、コンピュータ・ウィルスが紛れ込ませてある危険性があるため、おすすめできません。
ソフトウェアは、公式サイトを確認してダウンロードすることが大事です。責任の所在のわからないソフトウェアを、自分のパソコンにインストールしてはいけません。
2. このWindows Movie Maker はどこから来たのか?
すると、この “Windows Movie Maker” は何ものなのか、調べてみました。
ところが、いくら調べても本家のムービーメーカーが出てきて、なかなか見つかりません。
ようやく英語サイトで、「Windows Movie Maker」の文字と、見慣れない画面を探し当てました。
読み進めていくと、「Movie Maker(MOVIEZILLA)」という単語が見えました。
そう、これは「MovieZilla」という別の動画編集ソフトのアイコンだったのです。
2-1. MovieZillaとは?
MovieZillaは何なのか。
こちらがMovieZillaのサイトです。
2-2. MovieZilla.orgが公開している
一番の興味は、Windows Movie Makerを開発した人たちが作ったソフトなのか、ということです。
開発者を確認すると、利用規約・個人情報保護方針・エンドユーザー利用規約(EULA)を確認すると、「MovieZilla.org」と書いてあります。ただ、どこの組織なのか所在地の記載はありません。
日本語ユーザー向けの販売でも特定商取引法の表記ってなくていいのかな……
2-3. インストール画面にもWindows Movie Makerの単語がある
ちなみに、インストール画面は……
Welcome to the Windows Movie Maker Setup Wizard
This will install Windows Movie Maker 2018 on your computer, …
思いっきり「Windows Movie Maker 2018」と後継(?)を表示していますね。WindowsはMicrosoft社の商標でひっかかるような……
2-4. MovieZillaの画面構成はムービーメーカーに近いが……
ただし、MovieZillaのソフト自体は、このようにタイムラインも使える動画編集ソフトです。色テーマが違うので面食らいますが、かなりムービーメーカーの画面構成に近いです。
しかも、MovieZillaはお値段 約30$です。高くもなく、安くもなく。