

あの〜、ホームボタンを押しても、うまく反応しないことがあるんだけど……。
「ホームボタンが反応しなくて、画面が切り替わらない」という相談があります。
しっかり押しても反応しないと、イライラしちゃいますよね。
実は逆で、押しすぎると違った操作になってしまうのです。
今回は、iPhone6sを例に、ホームボタンの長押しと音声認識について説明します。
「よくわかりませんでした」 なんて言わないで
ガラケーからスマートフォンに切り替えて、一番初めに驚くのがボタンの少なさです。
iPhone6sの場合は、真ん中に一つ、ホームボタンがあるだけです。その分、一つのボタンにもいくつも機能があります。
アプリを切り替えようと ホームボタンを押したとき、画面に青い球体のエフェクトが表示されてしまうことがあります。
これは 音声認識が反応している状態です。


ホームボタンを長く押しすぎると、音声認識が起動します。
どうしてよいのかわからずに、そのままにすると、
「すみません。よくわかりませんでした。」や
「お待ち下さい。もう少し聞かせてくださいね」など
という音声が再生されます。


えー、押し方が足りないんだと思ってた……


仕組みを知らないと、ドツボにはまってしまいますね。
音声認識アシスタントに指示してみる
この音声認識アシスタント、使ってみると意外に便利です。
「Siri(シリ)」という名前があるのですが、代表的な機能には、「天気」や「タイマー・アラーム」があります。
これらの指示は、完全に一致しなくても、キーワードが合っていれば、認識してくれます。


↑ 音声認識はうまく使うと とても便利です。
ホームボタンの3つの押し方
ここで、ホームボタンでできることを整理しておきましょう。
ホームボタンには、大きく分けて3つの機能があります。


音声認識は設定でオフにできる
ホームボタンを長押しするだけで、音声アシスタントが立ち上がるのは便利ですが、指先の操作が苦手な方にはかえって不便なことがあります。
その場合は、「設定」アプリから、Siri をオフにすることができます。


これで、ホームボタンを長押ししても、Siri が起動しなくなります。


たった これだけの設定で、とってもラクになったよ♪
こんなふうに授業をしています
「スマートフォンに替えたら、ほとんどわからなくて……」
スマートフォンを半年以上 使っている方でも、そうおっしゃることがあります。
それでも使い始めているので、全くの初めてではないわけで、「さて、何から話そう」といつも悩みます。
そのときに、この「長押し」のことを説明すると、
「あぁ〜〜、そういうことだったのか!」
という目が輝く瞬間があります。
どの「スマホの使い方の本」にも、「ホームボタンの使い方」は最初に書いてあります。でも、知識だけでは 頭に残りにくいです。
自分のこれまでのつまづき とつながって、「なるほど!」と印象に残るんだなぁ、と気付かされます。


「教える」というのは、
知識を伝えること ではなく、
経験とつなげること なのかな。
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