- パソコンを購入する際にワードやエクセルなど、マイクロソフトオフィスが付属しているものを選ぶことが多いですが、初期設定でつまづいてしまう方をよく聞きます。
- そこで、今回はプリインストール版Officeのセットアップについて解説します。
1. 必要なものを確認しよう
Office 2016 のセットアップには、Microsoft アカウントと Office 製品のプロダクト キー(25 文字)が必要です。
- ソコンに同梱されている Office カード(プロダクトキー)を用意する。
- Microsoft アカウントを持っていない場合は、あらかじめ作成する。
- セットアップ作業のときにはインターネットにつなぐ必要がある。
2. OfficeライセンスをMicrosoftアカウントに関連付ける
マイクロソフトオフィスの初回起動時に、プロダクトキーを画面に入力し、それからの自分のMicrosoftアカウントでサインインします。

そして、インターネットを通してOffice のライセンス所有者であることを確認され、ソフトのライセンスとアカウントに関連付けされます。

プロダクトキーは、コンピューターに同梱されているカードに記載されていて、内側にある銀色のシールをはがすと確認できます。
この関連付けをしておくことで、Officeが利用できるようになるだけでなく、故障やトラブルがあったときにOffice を再インストールできるようになります。
3. なぜ プリインストール ソフトを使うのに登録が必要なの?
「プリインストール」という言葉を聞いたことはありますか?
プリインストール ソフト(あるいはプレインストール、pre-install)とは、購入時にインストールされているソフトのことです。
パソコンに同梱されているプロダクトキーが「ソフトを利用する権利書」になっています。
この「ソフトを利用する権利」のことを「ライセンス」といいます。

以前は、パソコンに電源を入れるだけではじめからソフトを使えました。
しかし、最近はいろいろな登録作業が必要なものが多いです。

ソフトを使い始めるときに登録が必要といわれると、昔からパソコンを使っている人は戸惑うかもしれません。

ちなみに購入後に追加する場合は、パッケージ版ソフトといいます。
3-1. 違法コピー対策
これはかつて「海賊版」と呼ばれる、ソフトの違法コピーが横行したからです。
デジタルデータは簡単にコピーできてしまうため、違法コピーが増えるとソフト会社はつぶれてしまいます。
そのため、利用するときに会員認証をして、その人以外がコピーしても使えないようにする仕組みができました。

マイクロソフトオフィスの場合は、Microsoft社のサポートサービスを利用するので、Microsoftアカウントが必要になります。
3-2. Microsoft アカウントとは?
Microsoft アカウントは、Microsoft の各種サービスを利用するために使用されるアカウントで、無料で作ることができます。
マイクロソフトには、以下のように多様なサービスがあります。
Microsoft アカウントを持つことで、1つのパスワードで これらすべての Microsoft サービスにサインインできることになります。

「Microsoftアカウントを作る」というのは、「Microsoftに会員情報を登録する」と言い換えることができます。
ちなみに、Microsoft アカウントは、以前は “Windows Live ID(ウィンドウズ・ライブ・アイディー)” と呼ばれていました。




