自分が共有した Google Driveのフォルダに、誰かが「不適切」なデータをアップロードした場合、自分のアカウントが利用停止になってしまいます。
つまり、共有相手が信頼できることを確認し、共有期間が終わったらすぐに解除することが大事です。
Googleドライブで、そのままになっている共有フォルダがあるなら、すぐに解除しておきましょう。
1. Googleドライブの共有が原因でアカウント停止
Google Driveは、データ共有の便利なストレージとして利用されています。
Googleアカウントを取得するだけで、すぐに使えて、メールなどより大きなデータを保持できます。
ただし、Googleアカウントは、Gmail、YouTubeやフォトなど さまざまなサービスで利用されるため、大事なアカウントです。もし、乗っ取りや利用停止になってしまうと、大きな損失になってしまうからです。
というのも、人気 YouTuberでイラストレーターの さいとうなおき さんが、Googleドライブの共有フォルダが原因でアカウント停止になるという事件がありました。
「このアカウントは重大な違反によって停止されました」というメッセージが表示されていたそうです。停止の理由としては
児童虐待やそれに準ずるようなコンテンツが検出されて、アカウントが停止になりました
といった内容が示されており、身に覚えがないさいとうは、すぐに再審査の請求を送ったそうです。
登録者130万人のチャンネルBANは「児童虐待コンテンツ」の検出によるもの さいとうなおきが詳細を明かす – モデルプレス
さいとうさんは YouTubeの視聴者に対して、イラスト添削を募集していました。
その応募作品を Googleドライブで受け付ける仕組みを取っていたのです。
しかし、ここに誰かによって問題のある画像ファイルが投稿されてしまったようなのです。
2. センシティブなデータは保管してはいけない
Googleでは、「児童虐待・児童ポルノ」などのセンシティブなデータをアップロードしてはいけない規定になっています。
Googleドライブに保管されているデータは、機械プログラムによって自動的にチェックされています。
ここで不正なデータが検出され、アカウント停止にいたったようです。
機械判定はかなり厳しくて、例えば「医者に見せるために自分の子どもの裸を写真に撮影した」場内でも、アカウント停止になった事例があります。
3. 共有フォルダは信頼できる相手だけ
この事件から、Googleドライブのフォルダを共有するリスクが極めて大きいことがわかります。
自分では共有相手がアップロードしたデータの正しさが確認できません。
ですので、信頼できる相手に限って共有する必要があります。
とくに不特定多数のユーザーに共有フォルダへのアクセスを許可するのは厳禁です。
悪意のある相手から、かんたんに不正なデータを入れられてしまいます。
4. Googleドライブの共有設定
Googleドライブでフォルダを共有する際には、
・共有先のアカウントが信頼できるのか確認する
・共有先のアカウントの権限を必要最小限にする(閲覧だけにするなど)
・共有期間が終わったら、すぐに共有を解除する
という注意が必要です。
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