- イーロン・マスク率いるNeuralinkは、考えるだけでPCやスマートフォンを操作できる「テレパシー」という脳インプラント機器を開発中です。
- 「テレパシー」は、人間の脳に埋め込んだ小型のICチップで、Bluetooth接続でコンピューターの入力機器になります(ざっくり言えば、マウスやキーボードの代わりになります)。
- SFが現実化していくスピードに「ちょっと怖い」気もします。
イーロン・マスクって すごいねー。
1. 脳インプラント技術「テレパシー」とは?
「テレパシー」は、小型のICチップを人間の脳に埋め込むことで、外部のデバイスと直接通信できるようにする技術です。
つまり、人の頭の中とスマホを直接つないで、画面を触ったり、キーボードやマウスを使わずに操作ができます。
1-1. Bluetooth接続
「テレパシー」はコインぐらいのサイズの小さな装置で、手術用ロボットで頭の骨に開けた小さな穴から脳に入れます。
そして、1000本のとても細い線で脳の神経と「テレパシー」をつなぎます。
テレパシーは、無線(Bluetooth)で脳からコンピューターへ直接メッセージを送っています。
2. 障害を持つ人々への支援
この技術の最も明るい面は、障害を持つ人々への支援です。
手足の機能を失った人々が、再び「自分の意志」で世界と繋がれるようになるということは、非常に大きな前進です。
イーロン・マスク自身が指摘しているように、身体的制約を抱える人々が、より効率的にコミュニケーションを取れるようになることは、私たち社会にとっても大きな利益です。
手や声を使わずに、メールの作成、インターネットの検索、さらには電話の着信操作までできるなんてすごいね。
ただ、どんどん進歩していきそうだし、スマホみたいに数年で買い替えとか困るなぁ。
3. プライバシーやセキュリティの懸念点
ただ、「ちょっと怖い」と感じる面もあります。
まず、プライバシーの問題が挙げられます。
脳から直接情報を送ることができるということは、その逆に読み取ることも可能なのではないか、という疑問が生じます。
また、技術的な問題、例えばチップの故障やハッキングによる悪用の可能性も無視できません。
加えて、倫理的な問題も考慮しなければなりません。
この技術が普及すれば、人間の思考が直接データとして扱えます。
その際、個人の自由や人格の尊重など、基本的人権に関わる多くの課題が浮かび上がってくるでしょう。
良くも悪くも、私たちの生活が劇的に変わっていく可能性を秘めているんだね。
技術革新のもつ二面性は、考えておく必要がありますね。