- MacBookと外付けディスプレイをUSB-Cケーブルでつないでいたのですが、ちょっとした振動ですぐに接続が切れていました。
端子の接触不良か、あるいはデータ転送速度の問題が考えられます。 - USB-Cケーブルでも USB 3.1より前の規格だと映像出力はできません。
- そこで Thunderbolt 4.0対応のUSB-Cケーブルに替えてみました。
すると、安定して接続できるようになりました。
USB-Cケーブルは見た目は同じでもいろんな種類があって、混乱するよね。
1. モバイルディスプレイ付属のUSB-Cケーブルだと途切れる
こちらのモバイルディスプレイに付属のUSB-Cケーブルでつないでいました。
ただ、接続がよく途切れて作業が中断していました。
そこで、Thunderbolt 4 対応のケーブルにしてみました。
ケーブルだけで約4,000円。
ほかのUSB-Cケーブルに比べてかなり割高です。
例えば、同じメーカー製のケーブル(高速充電に対応)だと1,000円ほど。
もっと安いケーブルを探せば 500円以下のものもあります。
このような価格差があるのは、ケーブルごとに充電速度やデータ転送速度に違いがあるからです。
2. Thunderbolt ケーブルとディスプレイ転送
今回のディスプレイ付属の USB-C ケーブルの場合、MacBook Airの Thunderbolt端子に接続すると「トリプルディスプレイ」にできました。
しかし、ちょっとでも端子がぐらつくとすぐに接続が切れる問題がありました。
同じケーブルを Windows PCにつないでいたときにはこのような問題はなかったので、macOSとの相性、あるいはデータ転送量と速度の問題が考えられます。
試しに「Anker PowerLine III USB-C 2.0 ケーブル」でつないでみたのですが、映像信号がなく全く表示されませんでした。
MacBookでは、ディスプレイ転送に通常の USB-CではなくThunderbolt という規格を利用しています。
「Thunderbolt」は、外付けドライブやディスプレイとの接続で使われる規格です。
2011年にMacBook Proに採用された規格として登場しています。
「Thunderbolt 3(2015年)」からは、コネクタにUSB Type-Cを採用しているので見た目はUSB-Cケーブルと区別がつきにくくなっています。
ディスプレイを接続するには、Macに搭載されているビデオポートの種類を知る必要があります。ポートによって、接続できる外部ディスプレイの種類と台数、および接続方法が決まります。
Macで1台以上の外部ディスプレイを接続する – Apple サポート (日本)
USB 3.1以降には「オルタネートモード」があります。
HDMI信号による映像出力にも利用できるのです。
USB 3.1に対応したUSB Type-Cは、USB規格以外の信号を流せるオルタネートモードを利用することができます。
USB Type-C とは?Type-Cケーブルのご紹介 | エレコム
これにより、USB Type-CケーブルでもHDMIの信号を流すことができ、テレビモニタなどに映像出力ができるのです。
外付けディスプレイの場合は、データ転送と給電の性能が必要なので、ケーブルによっては不足してしまうのかな。