OneDriveが不調なったので、共有するフォルダ・ファイルを大幅に整理していたところ1、不審な点に気づきました。
ストレージ容量が異様に小さくなったのです。
1. 共有フォルダのファイルがOneDrive容量を占めていない
よく見ると、仕事用の共有フォルダの中身が、個人アカウントのストレージに含まれていません。
確か、以前は共有してもらったファイルの容量も、個人用ストレージに含まれてしまっていた気がするのですが…(Dropboxなど、ほかのクラウドストレージと混同している?)。
Microsoft コミュニティの過去の回答をみると、2022年3月時点で「共有フォルダーは、フォルダーの所有者のストレージだけを消費」とあります。
「OneDriveストレージ」については、OneDrive に追加された共有フォルダーは、OneDrive のどのストレージも使用しません。 共有フォルダーは、フォルダーの所有者のストレージだけを消費します。その他の場合、ストレージも消費されます。
OneDriveストレージ – Microsoft コミュニティ 2022年3月03日
ストレージ容量的には嬉しいのですが、懸念点もあります。
これなら、OneDriveアカウントをたくさん作れば、事実上 無限にストレージを増やせることになってしまいます。
しかし、そんなうまい話があるはずもないはず……。
2. 共有フォルダは同期される?されない?
もしかすると、最近 共有フォルダが PC版のOneDriveアプリで同期されなくなったのは、この変更があるのかもしれません。
共有フォルダは、「マイファイルにショートカットを追加」することで、自分のファイルと同じように管理できます。
一応、Miscrosoftサポートによれば、「OneDriveで共有されたフォルダも、編集アクセス許可があれば、OneDriveアプリでPCに同期、オフライン操作ができる」とは書かれています。
共有フォルダーに対する編集アクセス許可がある場合は、[ ファイル] ビューの下にショートカットを追加できます。 これにより、共有フォルダーが ファイル 一覧内の自分のフォルダーと共に保持され、フォルダー間でアイテムを移動したり、アイテムをオフラインで作業したりしやすくなります。 OneDrive アプリを実行している Windows または Mac コンピューターとフォルダーを同期する場合は、デバイスでフォルダーを表示し、フォルダーをオフラインで操作できます。
OneDrive で自分と共有されているファイルを表示する – Microsoft サポート
しかし、たとえば、OneDrive for Businessアプリでは共有フォルダは同期されません。
現状の OneDrive for Business 同期クライアントツールは自分自身の Onedrive for Business 領域とのみ同期が可能なツールとなりますため、共有された他者の OneDrive for Business 領域は表示されません。
onedrive for businessで共有フォルダで共有するが、ローカルのエクスプローラーに共有フォルダが共有されない – Microsoft コミュニティ(2016年11月14日)
もしかすると、通常のOneDriveアプリでも同様の制限が加わるかもしれないと考えたのです。
ただ、OneDriveブログを見ても、とくにOneDriveアプリでの共有フォルダの同期を停止する、というような話は見当たりません。
もし、今後は「共有フォルダはウェブ版でアクセスすべき」ということなら、共有フォルダをメインにファイル同期をしている運用は見直さないといけないです。
まだ、検証中です。
もう少し挙動を確認してみます。