【スポンサーリンク】

[Windows 11] 「回復パーティション」とは?(Windows REとパーティション)

[Windows 11] 「回復パーティション」とは?(Windows REとパーティション)

Windowsには、「回復パーティション」というトラブル復旧のためのデータ領域があります。

特典ダウンロード
【ちいラボ読者特典】印刷してすぐ使える!
\記事が役に立ったらシェアしてね/

この記事では、わかりやすさを重視して説明しています(やや厳密さには欠ける表現もあります)。イメージが掴めたら、より専門的な解説へと進んでください。

【スポンサーリンク】

1. 回復環境(Windows RE)

「回復パーティション」は、ディスク内の非表示領域で、中には 「Windows RE(回復環境)」という回復用の予備システムがあります。

「回復環境」というのは、起動に何度も失敗すると出てくる「青い画面」のことです。

回復環境(Windows RE)

Windows RE には、縮小版 Windowsで、「スタートアップ修復」や「システムの復元」など修復ツールや、「コマンドプロンプト」があります。

「コマンドプロンプト」を使えば、かなり広範囲の修復作業ができます。

似たものに USBメモリの「回復ドライブ」がありますが、それよりは高機能です。
例えば、工場出荷状態に復元する機能があります。

回復環境は、Windowsの「設定」ー「システム」ー「回復」から「PCの起動をカスタマイズする」を選択しても起動することができます。

回復環境(Windows RE)

2. ディスクの管理

「回復パーティション」の存在は、「ディスクの管理」からも確認できます。

ディスクの管理

「ディスクの管理」は、スタートボタンを右クリックして起動できます。

ディスクの管理

826MB だから、そんなに大きくはないね。

3. reagentcコマンド

回復環境が動作しているかは、reagentcコマンドからも確認できます。

reagentcコマンド

有効なWindows REがあれば、状態は「Enabled」で、
場所もパーティションを元に指定されます。
(ドライブレターがなくても場所が特定できる表記です)

つまり、PCシステム上は回復環境はここで登録されていて、起動エラーのときに呼び出されるわけです。

4. 回復パーティションにアクセスするには(diskpart)

回復パーティションは、非表示になっています。
diskpartコマンドでドライブレターを割り当てれば、アクセスできます。

回復パーティションにアクセスするには(diskpart)

回復パーティションは、中のファイルも非表示になっていました。
エクスプローラーで隠しファイルやシステムファイルを表示させても、何も見つかりません。

回復パーティションにアクセスするには(diskpart)

dirコマンドに -hiddenオプションを付けると表示されました。

回復パーティションにアクセスするには(diskpart)

この「Recovery¥WindowsRE¥Winre.wim」が、Windows REのイメージファイルです。
起動時には、このファイルが展開されてシステムが呼び出されます。

回復パーティションにアクセスするには(diskpart)

667,008,374Bなので、約 636MB ですね。

QRコードを読み込むと、関連記事を確認できます。

[Windows 11] 「回復パーティション」とは?(Windows REとパーティション)
【スポンサーリンク】
タイトルとURLをコピーしました