「MyTOYOTA」は、トヨタの乗用車をスマートフォンから管理するためのアプリです。
「T-Connect」という通信サービスに加入することで、乗用車からインターネットに接続できるようになります。

ざっくり言えば、T-Connectに加入するのは「車にSIMを入れる」ようなイメージですね。
車用の通信機器を「DCM」といいます。

クルマも「スマート家電(?)」になるんだね。
1. MyTOYOTAアプリの機能
MyTOYOTAアプリは、自分の車とリンクされることで、
▼ 位置情報の確認
▼ リモート管理(施錠・ロックなど)
▼ ディーラーとの連絡
ができます。

車とのリンクには、会員登録とログインが必要なので、勝手に他人が接続することはできません。
1-1. 自分のクルマを探す
自分の乗用車の現在位置を追跡することができます。

駐車位置を忘れたり、盗難のときに、地図上で車を探すことができます。
車の施錠状態などをスマホから確認したり、操作することもできます。

遠隔操作で車のロックを解除することもできます。

スマートフォンの「紛失防止機能」と似ていますね。
そのほか、クルマの状態についても記録・確認することができます。

1-2. トラブル時の連絡先と来店促進
また、アプリにはトラブル時の連絡先も登録されているので、とっさのときに連絡先を探しやすいです。

ディーラーからMyTOYOTAアプリを勧められる場合は、「この連絡先を登録してもらいたいから」という背景があります。
例えば、修理や車検などの通知・やり取りがしやすくなるので、来店促進につながるからです。

これは、お店のクーポンアプリのような目的ですね。
まぁ、「おまけ」のようなものですね。
2. クルマの通信契約(T-ConnectとDCM)
ただし、トヨタ車ならすべての遠隔機能が使えるというわけではありません。
製造年が古いと対応していない機能があります。
また、サービスの利用には、T-Connectの契約が必要です。
「T-Connect」は、トヨタコネクティッド株式会社が提供するオンラインサービスです

定期契約すると「DCM」という通信機器をクルマに取り付け、通信できるようになります。
2-1. DCMはクルマ専用の通信機
「DCM」とは、「Data Communication Module」の略で、クルマ専用の通信機です。
DCMをクルマに搭載すると、常時にサーバと通信し、便利なサービスを利用できるようになります。

クルマの電子機器は、「DCM」を通してサーバ(トヨタスマートセンター)に接続します。
スマホからはサーバを経由して、クルマの情報を確認したり、遠隔操作をするのです。

トヨタのコネクティッドサービスは、クルマと「トヨタスマートセンター」が通信でやりとりすることで
安心・安全、快適・便利なサービスをご提供するトヨタのつながるサービスです。※トヨタのコネクティッドサービスをお使いいただくためには、T-Connectへの申込み、クルマでの利用開始操作が必要となります。
トヨタ トヨタのコネクティッドサービス | トヨタのコネクティッドサービスとは | トヨタ自動車WEBサイト
3. まとめ:スマートフォンの遠隔操作との対比
MyTOYOTAとT-Connect、DCMの関係を、スマートフォンと対比してみます。

Androidスマートフォンにとっての
▼ SIMカードに相当するのがDCM、
▼ Googleに相当するのがT-Connect
という感じですね。
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