iPhoneを充電する時は、電源はオフにした方がいいんだっけ?
オンのままでも問題ないかな?
結論からいうと、「iPhoneを充電するときは、オンでもオフでも問題ない」です。
iPhoneの充電は、内部システムが微調整しているので、どちらでも同じです。
1. いつ充電するのがよい?
iPhoneのバッテリーは、日常的に使用する状態が、1番安定するように設計されています。
継ぎ足し充電ができるので、いつ充電してもよいですし、充電途中にやめても大丈夫です。
iPhoneの電源をオフにしてしまうと、電話を受け取ることができなくなるので、オンのまま充電する人が多いです。
そもそも、電源をオフにしても、バッテリーにつないでも、勝手に画面が明るくなりますよね。
バッテリー充電中も、iPhoneのシステムが微調整してくれているんです。
「家にいるときに充電器につないで、外出するときに携帯する」という使い方が一般的で、「寝る前に充電器につないで、朝に取り外して持ち歩く」という人も多いでしょう。
1-1. 充電中の事故が心配な場合は
ただし、まれですが、充電中にバッテリーが発火・爆発した、とニュースになることがありますよね。
それが心配な場合は「帰宅したら充電器につないで、寝る前に取り外してから電源を切る」というパターンにしてください。
2. リチウムイオンバッテリーの特徴
iPhoneには、充電式のリチウムイオンバッテリーが内蔵されています。
リチウムイオンバッテリーは、ちょいちょい充電するのが1番長持ちする、という面白い性質があります。
2-1. 使い切ってから充電する必要はない
よく、充電池は使い切ってから充電した方が長持ちするといいますが、それはニッカド電池やニッケル水素電池の場合です。ニッカド電池やニッケル水素電池には、浅い充電と放電を繰り返すと、電池容量が減る、「メモリー効果」という現象がありました。
リチウムイオンバッテリーにはありません。
リチウムイオンバッテリーは、1990年代〜2000年代にかけて商品化・普及が進みました。
もちろん、リチウムイオンバッテリーも経年劣化で容量が減っていきます。
だいたい、3〜5年ほど経過すると80%ぐらいに減りますし、たまにプツっと切れるようになったりします。
古くなったバッテリーは、7000-8000円ほどで交換できます。
3. 公式サイトの説明でも「つなぐだけ」でOK
Appleの説明を見ても、いたってシンプルです。USB電源アダプタとケーブルで、電源コンセントに接続するだけです。
充電ケーブル(付属)と、Apple USB電源アダプタ(別売)を使用して、iPhoneを電源コンセントに接続します。
iPhoneのバッテリーを充電する/監視する – Apple サポート
充電するタイミングもいつでも構いません。ここでも、バッテリーが残っていても再充電できることが強調されています。
充電をもっと簡単に。
バッテリー – なぜリチウムイオンなのか? – Apple(日本)
Appleのリチウムイオンバッテリーは、いつでも好きな時に充電できます。再充電の前に電力を完全に使い切る必要はありません。またAppleのリチウムイオンバッテリーは、繰り返し充電して使えます。バッテリー容量の100%に相当する電力を使い切ると(放電すると)1回の充電サイクルを完了したことになりますが、必ずしも1回の充電ごとにすべてを使い切る必要はありません。
3-1. バッテリーを長持ちさせる温度と湿度
iPhoneのバッテリーは、長持ちさせるポイントは、温度と充電率です。
普通の環境に使っていれば、そこまで気にする必要がないですが、Appleの説明から長持ちさせるコツを見てみましょう。
バッテリーの長期保管については、リチウムイオンバッテリーの特性が関係しています。
バッテリーを完全に使い切った状態で保管すると、バッテリーは重放電という状態になり、充電された状態を保てなくなる可能性があります。
反対に、完全に充電した状態で長期間保管すると、バッテリーの容量の一部が失われ、駆動時間の短縮につながる場合があります。
バッテリー – パフォーマンスを最大化する – Apple(日本)
iPhoneでは、充電するときに80%以上になりにくいように充電速度を自動調整しています。
Appleのリチウムイオンバッテリーは、バッテリー容量の80%までは高速充電し、その後、低速のトリクル充電に切り替わります。
バッテリー – なぜリチウムイオンなのか? – Apple(日本)
逆にいうと、システム更新に不具合があって、バッテリーが調子悪くなることがあるのも、この機能が関係しています。
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