
スマホのパスワード入力のときに「表示する」にしても大丈夫?
Wi-Fi設定など パスワードを入力するときに、「表示する」というチェックがあります。

これは、操作してる自分だけが見えるだけです。
入力中のパスワードはどこにも送信されませんので、ネット上の他者に盗み見られるわけではありません。
では、どんなときに「表示する」のチェックを外す必要があるのでしょう。
1. 周囲に他人がいる
電車内や喫茶店など周囲に他人がいるときは、後ろからスマホの画面をのぞき見られることが考えられます。
その場合は、「表示する」のチェックは入れないほうがよいでしょう。

タッチする操作も見られないように注意ですね。
2. 画面を見せている場合
もう一つは、会議などでスマホやパソコンの画面を表示しているときです。

最近は、オンライン会議でも自分のパソコンの画面を相手に見せることがあります(「画面を共有」機能)。
そういうときに相手にパスワードが見えてしまうのは困るので、パスワードは黒塗りで表示されています。
3. スパイウェア、キーロガー
もちろん、例外があります。
それは、スパイウェア。悪質な不正アプリを自分でインストールしてしまっている場合です。気軽にアプリをインストールする人はご注意。
入力情報を勝手に記録・送信する不正なアプリがあります。これを「キーロガー」といいます。
とくにAndroidスマートフォンでは、標準キーボード以外のキーボードアプリをインストールすることができるので、間違ってインストールしてしまうことがあります。

ただ、これは入力情報を送信するので、パスワードを表示するかは関係ありません。
なるべく、標準キーボードを利用するのが安全です。
とはいえ、基本的にパスワード入力情報は、Androidシステムの制限で記録できないので、通常はそこまで心配しなくもよいかもしれません。
Playストアにある Keylogger アプリを一つ見てみましょう。
これは 不正アプリではなく、あくまで 自分のメモ用に 入力情報を記録するためのアプリです。ですので、アプリストアで公開されています。

ただし、このアプリケーションではパスワード入力フィールドにパスワードを記録できないことに注意してください。 これはアプリケーションの制限ではなく、オペレーティングシステムの制限です。
Keylogger – Google Play のアプリ
スマートフォン操作に慣れないうちは、パスワードを「表示する」の状態でゆっくり入力するのがオススメです。
慣れてきたら「表示しない」でも入力できると、なおよいです。
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