急に「パスワードを変えないとSBI証券が使えなくなる」などと言われると、びっくりしますよね。
でも、そういうときこそ、深呼吸。
丁寧に確認してみましょう。
SBI証券のセキュリティ関係のニュースがありましたので、補足しておきます。
1. 2021年1月20日までにパスワード変更が必要な場合がある
SBI証券から2020年12月9日に、長期間パスワードを変更していない利用者を対象に、1月20日までにパスワードを変更しないとリセットする、とのお知らせがありました。
インターネットニュースなどで目にした方も多いのではないでしょうか?
一番心配なのは、自分が対象になっているかどうか。
もし、該当している場合は、ログイン時に「お知らせ」が表示されます。
2. 重要なお知らせの確認のしかた
スマートフォンサイトの場合は、ログイン画面のメニューから、「お知らせ」を確認できます。
重要なお知らせが並んでいるので、「パスワード変更のお願い」を探します。
「20/12/10」、つまり12月10日付けで「【重要】パスワード変更のお願いとログインパスワードおよび取引パスワードのリセットについてのお知らせ(変更期限 2021/1/20(水)AM 9:00)」というお知らせが届いています。
自分が該当しているかどうかは、内容の読むとわかります。途中の大事なところを抜粋すると。
お客さまにおかれましては、(中略)当社WEBサイトのユーザーネームとログインパスワード・取引パスワードをそれぞれ別々の内容にご変更くださいますよう、お願い申し上げます。
(中略)
なお、2021/1/20(水)9:00時点で、「ログインパスワード」のご変更を確認できない場合、誠に勝手ながら、当社にて「ログインパスワード」および「取引パスワード」を順次リセットさせていただくことになります。
【重要】パスワード変更のお願いとログインパスワードおよび取引パスワードのリセットについてのお知らせ(変更期限 2021/1/20(水)AM 9:00)(SBI証券より)
とくに、ログインパスワードの変更は必須、ということですね。
3. ログインパスワードを変更する
「ログインパスワードを変更する方」のリンクをタッチすると、すぐにログインパスワードを変更できます。
サイトのお知らせから来ているので安全なはずですが、一応「現在のログインパスワード」を入力する前に、画面上部のアドレスを確認しましょう。
「🔒 site3.sbisec.co.jp」というSBI証券の正しいドメイン名になっていますね。
新しいログインパスワードを二箇所同じものを入力すれば、完了です。
4. なぜ、パスワード変更が必要なのでしょう?
それは、2020年9月16日に一部の顧客口座への不正アクセスがあったからです。
パスワード流出経路が不明のため(他のサイトと共通だった可能性もある)、一旦 かなり多くの利用者にパスワード変更をしてもらうことで、被害拡大を防止することになったようです。
一部の人で不正アクセスがあっても、「顧客情報が流出した」などでなければ、わざわざ全員のパスワードを変更するということは珍しいです。
万が一 顧客情報が漏れていた場合のための「予防策」ですが、改めて顧客のセキュリティ意識を喚起する意味合いもありそうですね。
インターネットサービスのパスワードは、資産管理につながる重要なものです。しかし、パスワードというのは実体がないので、銀行印や通帳などに比べ、まだまだ管理が甘くなりがちです。
一度、自分のアカウント情報を整理して、必要なパスワードは変更しておきましょう。
わたしもこれを期に、いろいろなパスワードや暗証番号を少しむずかしいものに変えました。
大枠をつかんだところで、一次情報である公式アナウンスを確認してみましょう。
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