「アカウント」とは、サービスを利用するときの会員登録のことです。
利用者 個人を区別するための「ID(アイディー)」と、本人確認するための「パスワード」を決めます。
IDとして使われるのは メールアドレスや電話番号が多いです。
また、パスワードは英数字で8文字以上というのが定番です。
「アカウント(account)」の元々の意味は、「口座」です。
具体的なアカウント(Googleアカウントの場合)
例えば、スマートフォンを購入するときに作ることになる Googleアカウント。
これは、アプリをインストールしたり、更新したりするサービスを利用するのに使われます。


Googleアカウントの場合は、氏名など個人情報を入力し「パスワード」を決めると、希望する「メールアドレス」が IDとして発行されます。
これを「アカウントの作成」といいます。


グーグルはメールアドレスを登録するのではなく、作れるんですよね。
次回以降は、インターネットのページでメールアドレスとパスワードを入力すると、登録したメールが見ることができます。これを「ログイン」といいます。
また、別のスマホに機種変更するときにメールアドレスとパスワードを入力すると、Googleの管理するデータを引き継ぐことができます。
Googleの場合は会員登録は無料で、Googleからシステムの更新などの情報が送られてきます。また、アプリを購入するなど特別なサービスを希望すれば、お金を支払って使うこともできます。


ずっと無料の範囲で使うこともできるよね
アカウントの仕組み
このようなアカウントの仕組みは、これまでのお店でも銀行やレンタルビデオ屋さんが似ていますね。


銀行なら、始めに連絡先と暗証番号を決めて、通帳をもらいます。
口座番号がID、暗証番号や銀行印がパスワード(本人確認の手段)にあたります。
レンタルビデオ屋さんも、身分証や連絡先を記入して、会員カードを発行します。
会員カード番号がID、会員カードを持っていることがパスワード(本人確認の手段)になります。
インターネットの場合は、実店舗と違って会員カードを見せたりはできません。
そのために IDとしてメールアドレス、本人確認の手段にパスワードが利用されているわけです。
つまり「アカウントの基本」は、「サービスを利用する個人の識別」と「本人確認」のセットです。


インターネット銀行はかなり厳格で、パスワードだけでなく、郵送される「オンラインバンキング利用カード」の数字を記入することで本人確認することが多いです。
スマホにパスワードはいくつもある!?
よく「パスワードは覚えていますか」と伺うと
「スマホのパスワードはこれなのに…」
と言われることがあります。
これ、ちょっとおかしい点に気づきますか?
本来は、「どのサービスのパスワード?」
あるいは「どのお店のパスワード?」ということなんです。
IDとパスワードは、サービス会社ごとに登録します。
しかし、慣れていないと「どのサービスのパスワード」という意識が希薄になりがちですよね。


アカウントは、必ず「利用サービス名」「登録したメールアドレス」「パスワード」の3つセットで覚えておくようにして下さい。
というのも、スマートフォンを購入したときから、いくつかのアカウントを持っていることが多いからです。代表的なものを挙げると、「Googleアカウント」「ドコモやauアカウント」「LINE」などなど、ショップで設定・登録してもらっていることが多いです。


このように、1つのスマホではたくさんのサービスを利用し、たくさんのアカウントを持っていることになります。


代行してアカウントを作成してもらうときは、何のサービスのパスワードなのか確認しておきましょう。あくまで「代行」なので、忘れてしまうと後日ショップに行っても教えてもらえません。




サインアップとサインイン
サービスの利用開始するときの会員登録のことを、「アカウントを作る」と言いますが、これには他の言い方がいくつかあります。ちょっと紛らわしいのでご紹介します。
アカウントを作成する
=アカウントの新規登録
=サインアップ
特に紛らわしいのは「サインアップ(sign up)」でしょう。
似た言葉に「サインイン」があるからです。
「サインアップ」は新規登録で、「サインイン」は毎回の個人認証です。
つまり、初回の「サインアップ」のときに新しくパスワードを決めて、次回以降の「サインイン」のときには決めたパスワードを入力する、ということになります。


たまに「サインイン」のつもりで、「サインアップ」を押してしまって、うまく「入れない」ということがあります。ちょっとの違いが大違いですね。
アカウントで管理しているもの
そもそも「アカウント(account)」の元々の意味は「口座」です。
お店側は、個人ごとに利用したサービスの内容や支払った料金を記録しています。
というのも、インターネット・サービスはモノのやり取りがないので、この「アカウント情報」を使って、お店も利用者もどのサービスを利用して、どこまで支払い済みかわかるように管理しているのです。


例えば、この表だと 5月3日に1500円前払いして、その後3回アプリやスタンプなどサービス料を支払ったことがわかります。
有料のアプリやサービスを利用すると料金が発生します。
このことを よく「課金」といいます。
もともと「課金」は、お店側がお客さんに料金支払いを「課す」という意味です。しかし、最近は、お客さん側が「有料サービスを利用する」という意味でも使われることが多いですね。
例:パズルゲームにはまってしまって、ついつい10,000円も課金してしまった。
何かのサービスの会員登録を「アカウント」といいます。アカウントを利用するには、IDとパスワードが必要です。お店はサービスの利用履歴を「アカウント情報」として管理しています。
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LINEのスタンプはアカウントで管理している。


Microsoftオフィスもアカウントで管理している。




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