macOSの更新通知が来たので、さっそく更新してみました。
親指シフトの入力支援アプリなどが動作するか心配だったのですが、無事に利用できました。
今回は、macOS Big Surアップデートの流れをレポートします。
macOS Big Surのアップデートは、か な り 大きな変更です。
古いmacだと動作しなくなることもあるので、十分にご注意ください。
検証環境は、MacBookAir8,1(2018)macOS Catalina 10.15.7です。
1. Big Surへの更新の通知が出た
「アップデートがあります」という通知があります。
「インストール」を押すと、「ソフトウェア・アップデート」の画面です。
macOS Big Sur?
メジャーアップデートなのか……
1-1. 久々の大型アップデート
なにやら見慣れない名前があります。
これまでmacOS Catalina(カタリナ)だったのが、今回はmac OS Big Sur(ビッグ・サー)。
久々のメジャー・アップデートです。
機能や画面の大きな変更があるときに、「メジャー・アップデート」といいます。つまり、「大型の機能更新」です。
反対に、不具合の修正や微調整の場合は、「マイナー・アップデート」といいます。
メジャー(major)は「大きい」、マイナー(minor)は、「小さい」の意味ですね。
1-2. そもそも「Big Sur(ビッグ・サー)」ってどんな意味?
そもそも、「ビッグ・サー」ってなんなの?
余談ですが、ウィキペディアで調べてみると、「ビッグ・サー」というのは、カリフォルニアにある地名のようです。
「Big Sur」なかなか耳慣れない単語ですが、それもそのはず。スペイン語と英語の混ざった言い方です。もともとは、西欧から最初に訪れたスペイン人が”el sur grande(大きな南)”と呼んだ絶景スポットでした。それが、grandeの部分だけ英語になって、「Big Sur」という地名になっています 1。
確かに「Big South」だと雰囲気でないですよね。
カリフォルニアには、ロサンゼルス(Los Angeles)など、このようなスペイン語由来の地名が残っています。
1-3. 同時にSafariもアップデートされます
ソフトウェア・アップデートの「詳しい情報」を見てみると、同じアップデートに、Safari 14.0.1もありました。
さて、「今すぐインストール」を押してみます。
ホントはもう少し様子を見てからでもよかったです💦
後からみると不具合の報告もあったので。
2. ダウンロードサイズは12.18GB
まずは、ダウンロード。
データサイズは「12.18GB」なので、やっぱりかなり大きいですね。
ダウンロードが完了すると、インストール画面です。
使用許諾契約に同意する必要があります。
同意すると、インストールするディスクを選択します。
2-1. アップグレードにはさらに空き領域が必要(33.75GBも!)
ところが、ここで問題発生。
HDDの空きが「27GB」あったんですが、さらに「6GB」ほど空き領域が必要とのこと。
選択したボリュームの空き領域が不足しているため、OSをアップグレードできません。あと 〜〜 GBの空き領域が必要です。
計算してみると、「33.75GB」の空き領域が必要ということになります。
ダウンロードデータと合わせると容量が50GBほど必要ってすごいですよね。
がーん……
システムデータをアップグレードするときに、あっちへコピーしたり、こっちへコピーしたり、作業領域が必要なんでしょう。
部屋の模様替えと一緒で、ぎちぎちの状態では、動かすこともできません。
ということで、不要なデータを別の外付けドライブに移動しました。
どうでもよいことですが、ファイルをドラッグするときに、シフトキーかコマンドキーを押しながらすると(本来 シフトキーが正解なはずですが、なぜか自分のmacではコマンドキーでした)、コピーではなく移動することができ、元のファイルを削除できます。
3. いよいよインストール!
空き領域が十分にあれば、インストールできます。
コンピュータを電源に接続していないと、注意喚起のメッセージが表示されます。
電源につないで「続ける」と、パスワード入力です。
管理者権限のアカウントでパスワードを入力すれば、晴れてインストール開始です。
かなり時間(合わせて約30分ほど)がかかります。
3-1. 無事にアップグレードできました
確かに、いろいろ画面が変わっています。
例えば、ウィンドウのデザインが全体的にちょっと変わっています。
3-2. アップデート完了後の空き容量を確認
アップデート後の空き容量を見てみると「46.83GB」とあります。
最初には50GBほどの空き容量が必要でしたが、システムそのものは正味5GBほどだったようですね。
思いがけずHDDの中身がすっきりしました。
4. 気になる不具合の報告は?(親指シフト関連)
サードパーティの動画編集アプリなどで対応していなくて、不便を感じる方もいるようです23。
わたしの場合は、インターネット・メール・メッセージの入力がメインなので、Big Surでも不自由なく利用できています。
macbook Airも2018年製なので、まだまだ安定している方なのかもしれません。
4-1. LacailleはBig Sur で動作する
入力では「親指シフト」という設定をしています。
入力支援ツールの動作状況を見てみると……
親指シフトツールのLacailleは、問題なく動作しています。
公式サイトでも、Big Surがサポート対象に入っています。
4-2. Karanbiner-Elements(v13.1.0)も動作する
キーバインド変換ツールのKarabiner-Elementsも常駐していますが、正常に動作しています。
4-3. Clipyも要件を満たしてる(はず)
クリップボード活用ツールのClipyもよく使っています。
こちらも問題なく利用できています。
ということで、今のところ不自由なく利用できています。
ご参考までに。
こちらもどうぞ。
(補足)
- ビッグサー – Wikipedia
- https://gigazine.net/news/20201117-macos-big-sur-update-black-screen/
- macOS Big Sur、Zoomが重い・起動しない・クラッシュするなどの不具合が報告 | ゴリミー