
スマートフォンにしたんだけど全然反応しなくて使いにくいよー……
「高齢者だからこういう方がいいだろう」という「決めつけ」で、困っている姿に考えさせられます。
そんな一つが、「らくらくタッチ」。
「らくらくタッチ」は「オン・オフ」の設定が選べます。
そういう意味では「押し付け」ではないのですが、使う人がその方法を知らないと、結局合わないものでも我慢しつつ使うことになってしまいます。
ですので、使い方をちょっと理解してみましょう。
1. そもそもらくらくタッチは「タッチしにくく」するもの
ドコモのシニア向けスマホ「らくらくスマートフォン」の特徴の一つに、「らくらくタッチ」という機能があります。
「らくらくタッチ」という名前から想像するのは、「軽くタッチできる」というものですが、実際は逆です。
「らくらくタッチ」は、タッチしにくくするものです。
どういうことかというと、通常のスマートフォンは画面を触れただけで操作できますが、「らくらくスマートフォン」は画面をぎゅっと押し込まないと反応しないようになっているのです。
初めてのタッチパネルでも、
らくらくスマートフォン3 F-06F (タッチパネル) : 富士通
確実に入力できるボタンのような押し心地。

この「ぎゅっと」が曲者で、あくまで「ボタンのような押し心地」であって、実際には「押しても反応しない」ことがあります。

けっこう押し方のコツがわかりにくいんですよね。
「らくらくタッチ」の設計理由はよくわかります。
それは、誤タッチを防ぐためです。
間違えて触ってしまって、びっくりしないように、という配慮なんです。
でも、押しても反応しない、というのも実は相当のストレスです。
教室で相談された方も、強く押してもなかなか反応せず、苦労しておられました。
タッチ操作は、スマートフォンの基本。
毎日のメールに返事するのも、インターネットで検索するのも、全てタッチ操作です。
「えいっ」「えいっ」と頑張って押しても、うんともすんとも言わないと、腹が立ってくるものです。
実は、そもそもシニアになると指の乾燥もあって、なかなかタッチが反応しにくくなります。
それに加えて、押し具合の微妙な加減まで加わると、もう大変。
2. 「らくらくタッチ」をオフにする
ですので、らくらくスマートフォンを買ったら、まずは「らくらくタッチ」をオフにしてみましょう。
もちろん、「らくらくタッチ」が悪いわけではありません。
「らくらくタッチ」のオン・オフを使い比べてほしいのです。
両方比べて「らくらくタッチのほうが使いやすい」と納得すれば、それもありです。
とはいえ、なかなかお店の人もそこまでは手伝ってくれないものです。
自分で試してみる必要があります。
ということで、「らくらくタッチ」の設定方法を見てみましょう。
- 「設定」をタッチする
- 下にスライドして「音・振動・タッチの設定」をタッチする
- 下にスライドして「らくらくタッチ」の「オン」をタッチすると「オフ」になります

これで軽く触れるだけで操作できるようになりました。
基本的には、スマートフォンはタッチで操作するものなので、一回一回のタッチ操作で押し込むのでは、何をするにも時間がかかってしまいます。それで、かえって「スマートフォンはめんどくさい、まだるっこしい」と思ってしまうんですよね。
3. まとめ:スマホの設定は自分でするもの
よかれと思ってしたものが、人によってはかえって使いにくいことがあります。
「らくらくタッチ」も、人によってはすごく使いやすくなるのですが、人によっては反対に使いにくくなるものです。
スマートフォンは身近なものなので、自分に合わせて使うことで、使いやすさが大きく変わります。
買ったままの設定に我慢するのではなく、ちょっとした設定を知ることで、うーんとストレスなく操作ができるようになりますよ。
自分にあった設定を知ることが大事
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