Androidスマートフォンの標準のカメラアプリに、音源選択の項目がありませんでした。そこで、外部マイクを音源に利用できるアプリ「Open Camera」を利用してみました。
1. スマートフォンのカメラと外部マイク
動画撮影のカメラとしてスマートフォンはとても優秀ですよね。私は普段Pixel 3というスマートフォンを使っているんですが、暗い場所での明るさの調整など、デジカメを凌ぐような鮮やかさで撮影できて、びっくりします。一方でマイクは全方位の音を集音してしまうので、雑音が入りやすいという欠点もあります。

そこで、すでに持っている外部マイクを接続してみました。USB-A USB-C変換アダプターを使って、接続します。
ところが、標準カメラで動画撮影しても、外部マイクが反応しません。設定アプリにも音声入力の項目がありません。どうも、Androidには標準ではマイク入力を切り替えることができないようです(2020年6月現在)。
2. Open Cameraをインストール

そこで「Android スマートフォン 外部マイク」で検索したところ、「Open Camera」というアプリを見つけました。

3. 初期設定

初回起動時には、撮影とファイルへのアクセスの「許可」をします。これはどのカメラアプリでも共通ですね。
4. 画面構成

5. スマートフォンが発熱する?

使い方の説明が表示されます。特に重要なのが明るさ。
Open Cameraはデフォルト設定だと、アプリ使用中はスマートフォンの画面の明るさが最大になります。屋外で撮影する場合、常に同じ条件でカメラ写りを確認できるメリットがありますが、電池の消耗が激しくなります。
Open Cameraを使っていてスマホが急激に熱を持つときは、この画面輝度が影響しているようです。私は屋内撮影がメインなので、この機能はオフにしました。

スマホが急に熱を持ったので、びっくりしました。
6. 外部マイクを選択する

- 「設定」をタップする
- 「ビデオの設定」をタップする
- 「オーディオソース」をタップする
- 「外部マイク(接続されている場合)」をタップする
この設定は、外部マイクが接続されているときは外部マイクを利用し、接続されていなければ内蔵カメラのマイクを利用します。自動で切替えてくれるのがよいですね。
これで外部マイクを利用してビデオ撮影できるようになりました。
ただし、一点注意点があります。それは、マイクの音量調整(録音レベルの調整)ができないということです。私は動画編集の段階でボリューム調整している(67%に落としています)ので構わないのですが、録画されたままだと音量が大きすぎました。この辺はマイク機材にもよると思います。
7. ビデオ解像度

「ビデオの解像度」を見るとデフォルトでは「FullHD 1920×1080(16:9, 2.07MP)」でした。私は「HD 1280×720(16:9, 0.92MP)」に変更しました。もしかすると、撮影中のスマホの発熱には解像度も影響するかもしれません。
8. 試したものはこちら
アプリ:Open Camera

