パソコンを購入する際にワードやエクセルなど、マイクロソフトオフィスが付属しているものを選ぶことが多いですが、初期設定でつまづいてしまう方をよく聞きます。
そこで、今回はプレインストール版Officeのセットアップについて解説します。
必要なものを確認しよう
Office 2016 のセットアップには、Microsoft アカウントと Office 製品のプロダクト キー(25 文字)が必要です。
ちなみに、セットアップ作業のときにはインターネットにつなぐ必要があります。
なぜ プレインストール ソフトを使うのに登録が必要なの?
「プレインストール」という言葉を聞いたことはありますか?
プレインストール ソフト(あるいはプリインストール、pre-install)とは、購入時にインストールされているソフトのことです。
パソコンに同梱されているプロダクトキーが「ソフトを利用する権利書」になっています。
この「ソフトを利用する権利」のことを「ライセンス」といいます。
ちなみに購入後に追加する場合は、パッケージ版ソフトといいます。
以前は、パソコンに電源を入れるだけではじめからソフトを使えました。
しかし、最近はいろいろな登録作業が必要なものが多いです。
これはかつて「海賊版」と呼ばれる、ソフトの違法コピーが横行したからです。

ソフトを使い始めるときに登録が必要といわれると、昔からパソコンを使っている人は戸惑うかもしれません。
デジタルデータは簡単にコピーできてしまうため、違法コピーが増えるとソフト会社はつぶれてしまいます。そのため、利用するときに会員認証をして、その人以外がコピーしても使えないようにする仕組みができました。
マイクロソフトオフィスの場合は、Microsoft社のサポートサービスを利用するので、Microsoftアカウントが必要になります。
Microsoft アカウント
Microsoft アカウントは、Microsoft の各種サービスを利用するために使用されるアカウントで、無料で作ることができます。
ちなみに、「Microsoftアカウントを作る」というのは、「Microsoftに会員情報を登録する」と言い換えることができます。
マイクロソフトには、以下のように多様なサービスがあります。
Microsoft アカウントを持つことで、1つのパスワードで これらすべての Microsoft サービスにサインインできることになります。
ちなみに、Microsoft アカウントは、以前は “Windows Live ID(ウィンドウズ・ライブ・アイディー)” と呼ばれていました。
OfficeライセンスをMicrosoftアカウントに関連付ける
マイクロソフトオフィスの初回起動時に、プロダクトキーを画面に入力し、それからの自分のMicrosoftアカウントでサインイン(IDとパスワードを入力する)します。
そして、インターネットを通してOffice のライセンス所有者であることを確認され、ソフトのライセンスとアカウントに関連付けされます。
この関連付けをしておくことで、Officeが利用できるようになるだけでなく、故障やトラブルがあったときにOffice を再インストールできるようになります。
Officeの初期セットアップの手順
WordやExcel を初めて起動すると、「プロダクト キーを入力します」 という画面が表示されます。

ここで、25 文字のプロダクトキーを入力して [Office をライセンス認証] ボタンをクリックします。
プロダクトキーは、コンピューターに同梱されているカードに記載されていて、内側にある銀色のシールをはがすと確認できます。
次に、Microsoft アカウントの [サインイン] をクリックします。
登録してある Microsoft アカウントのID(メールアドレス)とパスワードを入力します。
ただし、Windows ログインで 既に Microsoft アカウントにサインインしている場合は、は省略されます。

もし、Micrsoftアカウントの登録がまだの場合は、[アカウントの作成] から登録できます。
「Office を準備しています」画面が表示され、
自動的に「Office はまもなく準備ができます」画面に切り替わります。
最後に、使用許諾契約書の [同意して Excel を開始] をクリックします。
「準備ができました。」画面が表示され、認証作業は完了します。
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