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ネット広告と広告ブロッカーの難しさ(権限の強さとビジネスの脆弱性) インターネット小話

ネット広告と広告ブロッカーの難しさ(権限の強さとビジネスの脆弱性)

インターネットを閲覧していると「詐欺まがいの悪質な広告」が増えています。対策の1つとして「広告ブロッカー」がありますが、どの広告ブロッカーを選ぶかは難問です。広告ブロッカーの要求するアプリ権限は大きいため、開発元が不審な動作を加えないかチェックする必要があるからです。広告ブロッカーの技術的なアプローチ広告ブロッカーには、大きく2通りのやり方があります。広告ブロッカーの種類コンテンツフィルタリングブラウザ内で動作するページ内の特定の要素を消すDNSフィルタリングネットワークレベ...
本当にVPNじゃないと危ないの?(スマホ用の必要性) とりあえずのメモ

本当にVPNじゃないと危ないの?(スマホ用の必要性)

社外から社内システムにリモートアクセスするようなケースで VPNは役立ちます。しかし、個人のスマートフォンなら、使い方によっては必要はないことが多いです。VPNはインターネット通信の途中に入る処理なので、通信がつながりにくくなったり、遅くなることもあります。もちろん、フリーWi-Fiを利用したいとか、外国で通信情報を秘匿したいなどの理由があれば別です。しかし、セキュリティを重視する人は、そもそも公衆Wi-Fiを利用しないように心がけていることが多いので、「セキュリティ対策」と...
DNSのセキュリティ(DoH, DoT, DNSSEC) とりあえずのメモ

DNSのセキュリティ(DoH, DoT, DNSSEC)

DNS通信を暗号化する方式には、DNS over HTTPS(DoH)とDNS over TLS(DoT)があります。 DoHとDoTは、セキュリティ証明書や公開鍵・非公開鍵を使ってDNS通信を暗号化しますが、利用するポート番号が異なります。 DNSSECは、DNSサーバに偽の情報が記録されないようにするための、署名に基づくセキュリティ技術です。DNS over HTTPとDNS over TLS(暗号化によるセキュリティ)暗号化には、 DoH、DoT という方法があります。...
「安全でないサイト」と「危険なサイト」との違い(Chromeの警告画面) Android

「安全でないサイト」と「危険なサイト」との違い(Chromeの警告画面)

Chromeによるサイトの警告には、大きく分けて2種類あります。「安全でないサイト」と「危険なサイト」です。「安全でないサイト」は、そのサイトとの通信が暗号化されていないので、途中のやり取りが傍受される危険性があることを注意喚起しています。一方、「危険なサイト」は、そのサイト自体が「利用者を騙して情報を盗み取ろうとしている」と通報されていることを意味しています。Chromeで説明していますが、ほかのブラウザでも基本的な考え方は同じです。サイトにアクセスしようとしたら…インター...
広告ブロックをインストールしたらウェブページにアクセスできなくなった【HTTPSフィルタとセキュリティ】 Mac

広告ブロックをインストールしたらウェブページにアクセスできなくなった【HTTPSフィルタとセキュリティ】

Macに広告ブロックソフト(AdGuard)をインストールしたのですが、Chromeでインターネットにアクセスできなくなってしまいました。どうしたらいいですか?どうも、広告ブロックの「HTTPSフィルタ」機能を、ブラウザが「危険」として検出しているようです。「HTTPSフィルタ」を無効化するか、有効な「セキュリティ証明書」を用意する必要があります。ただし、「広告ブロック」は不安定な技術です。通信セキュリティとウェブ収益構造に関わるからです。将来にわたって有効とは限らないことを...
[Gmail] 返信メールで赤いセキュリティ警告が表示された スマホ基礎

[Gmail] 返信メールで赤いセキュリティ警告が表示された

Gmailでは、メールを暗号化して送信しています。しかし、キャリアメールなど送信先サーバによっては、TLSに対応していないこともあります。暗号化されていないメールは、途中経路で第三者に内容を見られる危険性があります。プライバシーに関わる情報は含めないようにしましょう。
[LINE] This Connection Is Not Private【このサイトは安全ではない?】 インターネット小話

[LINE] This Connection Is Not Private【このサイトは安全ではない?】

LINEのリンクで「このサイトは安全ではないため閉じてください」と表示されても、すぐに怪しいサイトでウイルスにかかったりしたとは限りません。一般の情報サイトで表示された場合は、ページの一部にセキュリティ証明書の更新の見落としがあるだけの場合が多いです。表示できないので不便ですが、それ以上の心配はありません。
「Amazonに不正アクセスがあった」と騙る詐欺メールにあった変なリンク「x-webdoc://」 インターネット小話

「Amazonに不正アクセスがあった」と騙る詐欺メールにあった変なリンク「x-webdoc://」

x-webdocの「リンク」は、URLが正しく書かれていなかったことを示しています。
パスワード保護なしのWi-Fi アクセスポイントに繋いでしまった場合のリスクは? わかりやすさ重視

パスワード保護なしのWi-Fi アクセスポイントに繋いでしまった場合のリスクは?

フリーWi-Fi の電波を受信しても、きちんと設定していれば、勝手に接続する心配はないことはわかりました。しかし、もし パスワード保護されていない Wi-Fi を間違えて選んで、接続してしまった場合には、どんなリスクがありますか?先日、買い物先でフリーWi-Fi が表示されました。多分クリックしてはいないと思うのですが、焦っていたので自信がありません。もし、クリックしてたらどんな情報が盗まれてしまっているのか心配です。「パスワード保護なしのWi-Fi」に接続したときのリスクは...
「保護されていないウェブサイト」とは?(SSL/TLSとHTTPS) インターネット小話

「保護されていないウェブサイト」とは?(SSL/TLSとHTTPS)

「保護されていないウェブサイト」では、入力した個人情報が盗まれる危険性があるため注意が必要です。ウェブサイトのアドレスが「https://」で始まる場合、SSL/TLSが使用されており、データが保護されています。「SSL/TLS」は、インターネット上でのデータ送受信を暗号化し、安全性を高める技術です。セキュリティ警告が表示されたら?アドレスバーに「セキュリティ警告」が表示されるのは、「SSL/TLS非対応サイト」に接続していることを示しています。どうすると詐欺サイトに引っかか...
問合せフォームでスマホのメールアドレスは伝わるの? 【プライバシーとHTTPリクエスト】 インターネット小話

問合せフォームでスマホのメールアドレスは伝わるの? 【プライバシーとHTTPリクエスト】

問合せフォームからの入力内容は、メール経由ではなく、ウェブサイトのサーバーに直接送信されます。相手に伝わるのは、フォームに入力したメールアドレスだけです。このHTTPリクエストは、セキュリティ保護によって暗号化されるのが一般的です。通常は個人を特定するためには、IPアドレスなどの情報だけでなく、プロバイダへの「情報開示請求」などの司法手続きが必要になります。ただし、たとえば「自分の会社の告発をするために社内ネットワークから書き込む」とかだと、IPアドレスやアクセスログから特定...
どうすると詐欺サイトに引っかかってしまうか? 【乗っ取りアプリのインストールの流れ】 インターネット小話

どうすると詐欺サイトに引っかかってしまうか? 【乗っ取りアプリのインストールの流れ】

送られてきた不審なメッセージからスマートフォンを乗っ取られた、なんて聞くと不安になります。どうすれば、不審なメッセージを区別できるのでしょう。今回は、不正なアプリに「乗っ取られ」ないように、アプリをインストールするしくみについて学習してみましょうこんなニュースがありましたニュースを見ていたら「送られてきたメッセージのリンクを開きたら、アプリに乗っ取られて、すごい請求が来た」という話がありました。スマホに届いた荷物の不在通知をクリックすると、スマホが乗っ取られ、詐欺メール数千件...