よくあることですが、メール受信箱に「Amazonプライム」を騙る偽メールが届きました。
ふだんは自動的に「迷惑メール」フォルダに分類されることが多いのですが、今回は「受信箱」だったので少しビックリしました。
1. 詐欺メールの本文は雑な作り
届いたメールを見ると、「Amazon プライム会費のお支払い方法に問題があります」と書かれています。
「Amazonプライム」は、ネット通販Amazonの月額サービスで、一部商品の送料が無料になったり、電子書籍や音楽・動画の見放題サービスがセットになっています。
ただ、メール本文に「【[RECEIVER_ADDRESS]】」などと、フィールド名がそのまま入力されているなど かなり雑な作りで、一見して偽物とわかります。
【[RECEIVER_ADDRESS]】お客様:Amazon プライム会費のお支払い方法に問題があります、支払い情報を更新する
お支払方法に問題があり、プライム特典をご利用いただけない状況です。
支払方法を更新する
[RECEIVER_ADDRESS] お客様Amazon利用いただきありがとうございます。
ご指定いただいたお客様のお支払い方法が承認されないため、。Amazonは無料ですが、ご登録の際には適用可能なお支払い方法を確認させていただきます。これは、ご登録時にご同意いただいたように。
「フィールド名」があることからも、こういうメールが何かのプログラムで、一斉送信されていることがわかるね。
試しにリンク先アドレスを見ても、アクセスすることができません。すでにSSL証明書が無効になってるようです。このメールで被害に合うことはなさそうですね。
送信元も、「Amazon」と表記されているものの、メールアドレスの @以降のドメイン名を見ると、全くの別物です。
多くのスマホでは、メール内のリンクボタンは、長押しすると、リンク先URLを確認することができます。
ふだんからアクセスする前に確認しておくことがオススメです。
◆ 実際に 偽サイトにアクセスしてみた事例。
2. 迷惑メールにフィルタリングされなかった
ただし、1つビックリしたことがあります。それは、今回のメールは「受信箱」に入っていたことです。
最近 この手のメールは、はじめから「迷惑メール」に分類してあることが多い(フィルタリング)のですが、すり抜けていたんですね。
まだまだ、不審なメールには利用者側も注意しないといけないですよね。
3. 【ちなみに】Amazonプライムは意図せずお試しになっていることも多い
ちなみに、「Amazonプライム」は、商品注文時に「無料のお急ぎ便」と、かなり登録をオススメされます。うっかりお試し期間に入ってしまうことも多いので、注意しましょう。
◆ 間違って「Amazonプライム」に登録していたことがありました。
このようなAmazon自体のわかりにくさも、詐欺が増える一因だと思っています。
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