- 迷惑メールは完全な防止が難しく、これは電子メールが事前登録なしでも連絡可能な手段であるためです。
- メールアドレスの流出や送信者の手口変更により、迷惑メールの根絶は困難な状況となっています。
- 快適なメール環境を作るためには、フィルター機能の活用やメールアドレスの使い分けなど、複数の対策を組み合わせる必要があります。
1. 迷惑メールを根絶しにくい理由
「迷惑メールを完全になくしたい」という相談は多いです。
迷惑メールを減らすことは可能ですが、完全になくすとなると難しいです。
これは、電子メールが、基本的には事前に登録していない相手とも連絡するための手段だからです。
そのため、迷惑メールの送信者のターゲットになると、迷惑メールを事前に防ぐのは難しいです。
2. 少しでも迷惑メールを減らすための対策
現在よりも快適なメール環境を作るには、受信する迷惑メールを減らす対策を組み合わせるしかありません。
3. 受信を許可する相手を限定してしまう
もっとも強力な迷惑メール対策は、「受信許可リスト」です。
特に個人的な連絡用のメールアドレスと一般用のメールアドレスがあれば、個人的な連絡用のメールアドレスの連絡先を限定しておくことが有効です。
たとえば、家族や知人など決まった相手をあらかじめ「受信許可リスト」に登録し、それ以外の差出人をすべて拒否します。
ただし、この方法だと相手がメールアドレスを変更した場合にもメールを受け取れなくなる点に注意が必要です。
減らす対策以外に、メールのエイリアスなどを活用してメールアドレスの流出元を特定するような工夫もあります。
こちらもどうぞ。
迷惑メールフィルターはいかにして迷惑メールを判定し、なぜブロックしきれないのか
迷惑メールフィルターは、様々な手法を組み合わせて迷惑メールを判定します。しかし、どうしても見逃しや隔離しすぎの判定ミスがあります。これは、プログラムは個人の価値判断を完璧には代行できないことが本質的な原因です。AIに「丸投げ」したらいいのに。自動車の自動運転のように、人間を「補助」するのが主な役割なんだね。YouTube動画でも話しています。代表的な迷惑メールの判定方法と限界たくさん届く迷惑メールをすべて目を通して判断するのは大変。そこで、メールシステムには迷惑メールを自動判...
[auメール] PCメール拒否しても一部を受信リストで許可できる?【できる!】
auメールで パソコンからのメールを許可したから、たくさんの迷惑メールが届くようになってしまいました。どうしても必要なメールだけを許可することはできますか?「PCメールの受信拒否」のままでも、事前に「受信リスト」に登録しておけば、その差出人からのメールは受け取れます。つまり、「受信リスト」の方が「特例」として優先されるのです。「拒否する」と、「許可する」で「矛盾」してしまうから、どうなるのかと思ったよ。ちゃんと優先順位があるんだね。迷惑フィルターの設定をするには「ログイン」「...
いつの間にかセキュリティソフトの迷惑メール対策機能がなくなっていた【POPとIMAP】
マカフィーのセキュリティソフト(マカフィーリブセーフ)で、迷惑メール対策の設定をしようとしたら、項目が見つからなくてびっくりしました。2021年に迷惑メール機能が廃止されていたようです。前と同じ感覚でいるとダメだね💦今のセキュリティソフトは迷惑メール対策には、役に立たないの?一応、詐欺サイトの警告とか、ちょっとは関係あります。迷惑メールフィルターの「関門」「迷惑メール」をチェックする場所は、▶ セキュリティソフト と▶ メールサーバのサービスの二通りあります。以前は、パソコン...
QRコードを読み込むと、関連記事を確認できます。