1. ログアウトせずにログイン操作を確認したい
たとえば、Googleアカウントのパスワードを変更したときや、二段階認証を設定したときには、ちゃんと機能しているかログインを確認したいです。
しかし、いったん「ログアウト」して、うまくログインできないのも心配です。
そんなときには iPhoneの場合、「プライベートブラウズモード」を使ってログインを確認すると便利です1。
2. プライベートブラウズモードに切り替えてからログインする
標準ブラウザ Safari には、「プライベートブラウズモード」があります。
- Safari を開き、右下の「タブ(重なった四角)」アイコンをタップする
- 「プライベート」をタップする
(画面が暗くなり「プライベート」と表示される) - 「新しいタブ(右下の「+」)」を開き、Googleのトップページに移動する
(アドレスバーに「google.com」と入力するなど) - 右上の「ログイン」ボタンをタップし、Googleアカウントのメールアドレスとパスワードを入力する
(二段階認証が設定されている場合は、追加の認証を行います)
2-1. プライベートブラウズモードの意味
Googleアカウントへのログインを試すのに、プライベートブラウズモードに切り替えるのは、ログイン操作でデバイスに保存されている ほかのアカウント情報に影響を与えないためです。
プライベートブラウズモードでは、通常のブラウジング環境とは別の一時的な空間(ブラウジング セッション)が提供されます。
アカウントにアクセスできるかどうかを確認することで、問題が Googleアカウント自体にあるのか、それともデバイスの設定や制限にあるのかを判断するのに役立ちます。
また、このモードでは、ブラウザを閉じるとログイン情報や閲覧履歴が保存されません。
共有デバイスでログイン作業をするときにも利用できます。
2-2. ブラウジング セッション
「ブラウジング セッション」は、かんたんに言えば ウェブブラウザを開いてから閉じるまでの一連の操作のことを指します。
セッション中、ブラウザはさまざまな情報を一時的に記録します。
例えば、訪れたウェブサイトの履歴、入力したフォームのデータ、ログイン情報などです。
3. プライベートブラウズモードでクリアされる情報
通常のブラウジングモードでは、セッションが終了しても多くの情報が保存されたままです。
次回ブラウザを開いたときに、前回の続きから始められるようになっています。
一方、プライベートブラウジングモードでは、セッションが終了すると、そのセッション中に記録された情報のほとんどが削除されます。
これらの情報は、プライベートブラウジングを終了すると通常削除されます。
ただし、ブラウザによって具体的な動作が少し異なる場合があります。
4. 通常モードに戻す
通常に戻るには、「タブ」アイコンをタップし、「〜個のタブ」という方を選びます。
いつものログイン状態が復元されます。