- WordPressでタイトルからアイキャッチ画像を自動生成したかったのですが、結局 断念しました。
- ざっと調べたものは、$55の有料版限定であったり、日本語の文字化けがあったりしたからです。
この記事のアイキャッチ画像は、結局 Keynoteで作りました。
1. Auto Post Thumbnailのダウンロード数が最多
はてなブログなど、記事のタイトルがそのままアイキャッチになるサービスが便利そうです。
SNSで見かけたときに、読みたくなります。
WordPressでも同じようにできないか、アイキャッチ画像を自動的に生成するプラグインの特徴や使い勝手を比較しました。
- Auto Featured Image (Auto Post Thumbnail)
(auto-post-thumbnail) - Auto Featured Image from Title
(auto-featured-image-from-title) - Auto Featured Image (Auto Generated)
(auto-featured-image-auto-generated)
3つのWordPressプラグインを比較すると、「Auto Featured Image (Auto Post Thumbnail)」のダウンロード数が最多です。
機能 | Auto Featured Image (Auto Post Thumbnail) | Auto Featured Image from Title | Auto Featured Image (Auto Generated) |
---|---|---|---|
基本機能 | 記事内の最初の画像をアイキャッチに設定 | タイトルから画像を自動生成 | タイトルから画像を自動生成 |
無料版の主な機能 | 画像の自動設定、一括生成 | タイトル、抜粋、本文から画像を生成 | フォント選択、色のカスタマイズ、背景画像の自動検索 |
有料版の追加機能 | フィルター機能、タイトルからの画像生成 | カスタムフォント、色、画像のアップロード | カスタムフォント、AIによる画像生成、外部サービス連携 |
対応WordPress版 | 5.6以上 | 3.5以上 | 5.1以上 |
アクティブインストール数 | 60,000+ | 2,000+ | 200+ |
多言語対応 | 5言語 | 英語のみ | 記載なし |
最新更新 | 2か月前 | 2か月前 | 3日前 |
- Auto Featured Image (Auto Post Thumbnail):
最も多くのユーザーに利用されています。
記事内の画像を自動的にアイキャッチ画像として設定する機能が特徴です。
タイトルからアイキャッチ画像を生成するのは有料版限定。 - Auto Featured Image from Title:
シンプルな機能で使いやすいです。
無料版では日本語の文字化けなど、いくつかの問題があります。 - Auto Featured Image (Auto Generated):
最も新しく更新されており、機能が豊富です。
有料版ではAIを使った画像生成など、高度な機能が利用できます。
1-1. Auto Featured Image (Auto Post Thumbnail)
投稿内の最初の画像を自動的にアイキャッチ画像として設定するプラグインです。
タイトルから画像を生成する機能も備えていますが、有料版の機能です($55/ Lifetime1)。
このプラグインは、60,000以上のアクティブインストール数を誇り、多くのユーザーに支持されています。
WordPress 5.6以上に対応しており、5つの言語をサポートしています。
Elementor、Gutenberg、クラシックエディタに対応した画像検索機能があります。
一部の高度な機能は、外部サービスのAPIキーが必要な場合があります。
1-2. Auto Featured Image from Title
このプラグインは使い方が簡単です。
投稿画面を更新すると、指定した画像が自動的に設定されます。
サイドバーには、その投稿だけアイキャッチ画像を使わない設定もあります。
また、タイトルを画像に反映させることができます。
ただし、無料版にはいくつかの問題があります。
- 日本語が文字化けしてしまうため、マルチバイト文字の扱いに課題があるようです。
- 好きな画像をアップロードする機能やカテゴリごとに画像を変更する機能は有料版のみです。
- また、生成される画像のファイル名が日本語になってしまいます。
1-3. Auto Featured Image (Auto Generated)
このプラグインも使い方が簡単で、Auto Featured Image from Titleと似た機能を持っています。
しかし、
- こちらも日本語の文字化けが発生します。
- カスタムフォントは有料機能です。
- 料金プランは比較的安価ですが、買い切り版は少し高めです。
プラグインを使わずにアイキャッチ画像を生成する方法
適切なプラグインが見つからない場合は、自作することも検討できます。画像生成には主にGDライブラリとImageMagickの2つの方法があります。簡単なタイトル画像生成ならGD、複雑な画像合成や変換が必要な場合はImageMagickが適しています。
ただし、使用しているレンタルサーバーが対応しているかどうかを確認する必要があります。
2. 自作する道も?:media_handle_sideload
WordPressの関数 media_handle_sideloadを使用してアイキャッチ画像を設定する方法もあります。
この関数は、外部のファイルをWordPressのメディアライブラリにアップロードし、そのファイルに関する情報を返します。
$file_array = array(
'name' => basename($image_url),
'tmp_name' => download_url($image_url)
);
$attachment_id = media_handle_sideload($file_array, $post_id);
set_post_thumbnail($post_id, $attachment_id);
ただし、この関数は画像を年月のフォルダに自動的に振り分けてしまうため、管理が難しくなる可能性があります。
- アイキャッチ画像を自動生成するプラグインには様々な選択肢がありますが、それぞれに長所と短所があります。
- 無料版では機能が制限されていたり、日本語対応に問題があったりする場合があります。
- 自作する方法もありますが、技術的な知識が必要です。
(補足)
- AUTO FEATURED IMAGE Pro BASE – AFI