- Anthropicが新しい人工知能モデル「Claude 3.5 Sonnet」を発表し、その主要機能を紹介しました。
- 新機能「Artifacts」を使うと、AIが生成したコンテンツをリアルタイムで確認・編集できるようになりました。
- Artifactsを表示するには、claude.aiのメニューにある「Feature Preview」から有効にします。
1. 「Claude 3.5 Sonnet is here」というメール
Anthropicから「Claude 3.5 Sonnet is here」というメールが届きました。
新しい人工知能モデル「Claude 3.5 Sonnet」を発表したことを中心に、主要な機能を紹介しています。
- 新モデルの概要:
Claude 3.5 Sonnetは、知能面で業界の新基準を設定
競合モデルやこれまでのバージョンを性能面で上回る - 利用可能性:
claude.aiとiOSアプリで無料で利用可能
有料プランではより高い利用制限と優先アクセスが可能 - 主な特徴:
高度な知能:複雑な推論や理解力が向上
処理速度が2倍に向上
視覚認識能力が大幅に改善 - 新機能「Artifacts」:
AIが生成したコンテンツをリアルタイムで確認・編集できる新しいインターフェース - 今後の展開:
APIを通じたアプリケーション開発も可能
ユーザーの創造的な利用を期待
2. 新しい話題は「Artifacts」機能。
真新しい話題としては、「Artifacts」機能があります。
この機能は、AIが作ったものをすぐに見て、確認できるようにするものです。
具体的な用途はこんな感じ。
- 手紙の下書き:
「孫への誕生日メッセージを書いて」と頼むと、AIが文章を作成します。
できあがった文章を見ながら、「もう少し優しい言葉で」などと修正を依頼できます。 - 旅行の計画:
「京都で2泊3日の旅行プランを立てて」と頼むと、AIが作った旅程表が表示されます。
「2日目の午後をもっとゆっくりしたい」など、その場で調整を依頼できます。
2-1. ClaudeのArtifactsが出てこない?(Feature Preview)
まだ「実験的な機能」なので、まずは設定から有効化します1。
- claude.aiの画面でプロフィールアイコンを押し
- メニューから「Feature Preview」を選択します。
- Artifactsをオンに変更します。
3. テキスト文書の作成でArtifactsを使ってみる
実際に使ってみます。
孫への誕生日メッセージをテキスト文章で書いて
Artifactsは、Claudeが返答をするときに自動的に生成して表示されます。
ただし、すべての会話でArtifactsが表示されるわけではなく、AIが必要だと判断した場合に表示されます。
プロンプトに「テキスト文書で」と明記するのがポイントです。
3-1. Artifactsはバージョン管理されている
追加の指示によって、Artifactの中身は編集されていきます。
バージョン管理されているので、見比べることもできます。
生成コンテンツを「練り上げていく」のがわかりやすくなったね。
3-2. Artifactsの意義はAIとの対話での新たな体験
Artifactsの本質的な意義は、
チャット型AIとの対話で大きな変革がもたらされた、
と言えます。
Artifactsが力を発揮するのは、特にコード生成。
Artifactsの特徴は、AIとの会話中にリアルタイムでコードを生成し、それをすぐに実行できる環境を提供することです。
AIが生成したコードをその場で確認し、JavaScriptなどは動作まで確かめられるようになりました。
これは、プログラミングの学習や開発作業において非常に有用です。
ユーザーは理論的な説明だけでなく、実際の動作を即座に見ることができるからです。
ユーザーは質問をし、回答を得るだけでなく、その場でコードを試し、結果を確認することができます。
AIに「相談する」から「協業する」ようになったのです。
CursorエディタやAPIなどなしに、対話インターフェースのまま使えるようになったことが、従来とは一線を画す重要なポイントです。