- Google広告を出稿しても、Googleマップでの自分のお店のピンが丸だったり四角だったりして表示が安定しないことがあります。
- これは、Google広告は他の店舗の広告などと入れ替わりで表示されるからです。
- 丸いピンは広告とは無関係に、お店の評価や関連性が高いために検索結果として表示されているものです。
かんたんにいうと、通常の検索結果(丸いピン)で表示されるときは広告費がかからないのでお得です。
1. Google広告を出したのに通常の検索結果として表示される?
Google広告を出しました。
Googleマップで自分の店舗を検索したときに、以下の点が気になります。
- 検索結果のピンの形状が丸形だったり、四角形だったりする。
- 「スポンサー提供」という表示が検索結果に出る場合と出ない場合がある。
これらの現象は、Google広告の設定に問題があるのでしょうか?
それとも、別の理由があるのでしょうか?
丸いピンは「通常の検索結果」、四角いピンは「広告による検索結果」という違いを表しています。
しかし、「設定の問題によって広告が表示されていない」というわけではなさそうです。
というのも、広告を出したからといって常に表示されるわけではないからです。
2. 丸いピンと四角いピン
表示の違いは、「通常の検索結果」と「広告による検索結果」の違いによるものです。
「丸いピン」は、通常の検索結果を表しています。
一方、「四角いピン」は、Google広告を通じて表示された検索結果を示しています。
この場合、「スポンサー提供」という表示が付いていることがあります。
特徴 | 通常の検索結果 | 広告による検索結果 |
---|---|---|
ピンの形状 | 丸形 | 四角形 |
「スポンサー提供」の表示 | なし | ある (表示されない場合もある) |
表示される理由 | お店の評価が高い、 検索された地域で関連性が高い | 広告費を支払っている |
広告費の発生 | なし | あり |
表示されるタイミング | 常に表示される可能性がある | 他の店舗広告と入れ替わりで表示される |
あなたのお店がGoogleマップ上で高い評価を得ていたり、検索された地域で関連性が高いと判断されたりした場合には、お店の情報は広告の有無によらず、通常の検索結果(丸いピン)として表示されます。
この場合、特に広告費を支払う必要はありません。
マップ上の通常の検索結果で表示される方が継続的な費用がかからないので、それぞれのお店で店舗情報を充実させたり、口コミを増やしたりなどに地道に取り組んでいます。
これを「MEO(マップエンジン最適化)」といいます。
3. 広告は常には表示されない(広告オークション)
どうして、広告費を払っているのにお店の広告が出てこないの?
大前提として、「Google広告を出しても常にマップ上に表示されるとは限らない」という点があります。
その変わり、表示されたときやクリックされたときに広告費を支払います。
あなたが東京都内でカフェを経営していて、Google広告を出稿したとします。
同じ地域で、他にも10件のカフェがGoogle広告を出稿していたとします。
仮に10件とも広告を表示してしまうと、通常の検索結果が表示できません。
そこで、広告枠を決めて、どの広告が表示されるかを毎回「広告オークション」という仕組みで決めるようになっています。
つまり、見るタイミングによって、表示される広告は毎回変わるのです。
広告オークションでは、各店舗が入札した金額と、広告の品質スコア(広告の関連性や期待されるクリック率など)を組み合わせて、広告の表示順位が決定されます。