家族の携帯メールに送信しようとしたら、「無効です」と言われたよ💦
メールアドレスを見てみると、例えば「chii-_-..@docomo.ne.jp
」のように、一部に記号が含まれています。
1. メールアドレスを作成するルール
1-1. Gmailのメールアドレスのチェック
実は、携帯電話から利用しているメールアドレスには、他社と送受信できないものがあります。
メールアドレスを入力しても「有効なメールアドレスを入力してください」と表示されます。
無視して、「送信」を押しても、「無効なアドレス」として送信できません。
1-2. 相手が受信してくれない
反対に、「無効なメールアドレス」とされるメールアドレスから、Gmail宛に送信してみました。
すると、こちらも相手には届かず、エラーメールが返ってきました。
MAILER-DAEMON@wdy.docomo.ne.jp
Returned mail
相手先ホストの都合により送信できませんでした。
Receiver’s host can’t accept your mail
宛先:〜@gmail.com
いくつかのメールアドレスと送受信をしてみると、メールアドレスの妥当性チェックは、メールシステムによって異なるようです。
送信時のチェック | 受信時のチェック | |
---|---|---|
Gmail | ある(送信できない) | ある(受信できない) |
ほかのプロバイダメール例 | ある(送信できない) | ない(受信できる) |
ドコモメール | ない(送信できる) | ない(受信できる) |
つまり、相手のメールアドレスによって、送信できたり、返信できなかったり、とややこしい現象になります。
2. 有効なメールアドレスとは
今まで使えていたメールアドレスが、どうして「無効」なるの?
メールアドレスは国際的に利用されているので、使用できる文字の種類に制限があります。
文字数は、3〜30文字です。
2-1. メールアドレスに含まれる記号の注意点
ただし、上記の組み合わせなら何でも可能かというと、記号にはいくつか禁則があります。
今回の「chii-_-..@docomo.ne.jp」の場合だと、3つ目の「ピリオドの連続」にひっかかっていますね。
ほかにも、一文字目に記号のメールアドレスを見たこともあります。
2-2. あえて「無効なメールアドレス」が取得された理由
現在では、この禁則に違反するメールアドレスは、取得できないように事前にチェックされますが、以前のガラケーでは、登録することができました。
以前、携帯利用者の中には、あえて「無効なメールアドレス」に選ぶ場合がありました。
無効なメールアドレスは、アドレスチェックのないガラケー同士では送受信できるのに、PC/スマホからのメールは受け取れなくなる、という性質があります。
つまり、「迷惑メールを防止する対策」として「無効なメールアドレス」が利用されていたのです。
だから、シニア世代のガラケーのメールアドレスで「無効なメールアドレス」が多いのね。
そのようなメールアドレスが、今でもそのまま利用されていると問題が起こります。
「無効なメールアドレス」でも、メールアドレスのチェック機能がない相手とは送受信できます。
しかし、Gmailなどメールサービスによっては、送信前・受信前にメールアドレスが「正しい」かチェックします。そこで、エラーになってしまうと、送受信をストップしてしまいます。
相手によって、メールができたり、できなかったり、してしまうのです。
解決方法は、メールアドレスを変更するしかありません。
ドコモメールなら、dアカウントにログインして、メールアドレスを変更することができます。
3. 携帯会社のメールの注意事項
携帯会社のメールの注意事項にも、一部のメールアドレスで送受信できない場合があることが書かれています。
ドコモのメールアドレス(@docomo.ne.jp)の@マーク直前に、「.」(ピリオド)がある、もしくは、2個以上連続した「.」(ピリオド)がある場合に、送信元もしくは送信先のご利用環境にて、メールが送受信できない場合がございます。その場合には、メール送信時にメールアドレスの@より前の部分を「””」でくくるか、上記に該当するメールアドレスを変更していただくことで送受信が可能になる場合がございます。
「-」(ハイフン)、「.」(ドット)、「_ 」(アンダーバー)以外の記号は、使用できません。「@」直前の「.」(ドット)や「.」(ドット)の連続使用などもできません。
Eメール(i)のメールアドレスに使用できない文字や記号はありますか? | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク
3-1. 無効なメールアドレスに送信する裏ワザ(?)
無効なメールアドレスにも送信できる裏ワザ(?)があります。
それは、メールアドレスの@より前の部分をダブルクォート(“)で囲む方法です。
例えば、メールの宛先を「“chii-_-..”@docomo.ne.jp」のように入力します。
このようにすると、メールサーバーによっては、エラーを出さずに送信してくれます。
ただし、Gmailでは この方法でも送信できません。
また、相手が au (@ezweb.ne.jp)の場合も、この方法だと受信エラーになってしまうようです。
基本的には無効なメールアドレスは、送受信できない、と考えた方が良さそうです。