3つのインストールと2つのブラウザ拡張機能の追加が必要だった。
※ブラウザにGoogle Chromeを使う場合は、インストーラや拡張機能のファイルが違うので、リンクが違います。
1. 何を使うかで細々と違うので注意
まずは、やりたいことを整理することが大事です。
ほかにも、どんな端末を利用するかで、いろんな組み合わせがあります。
今回は、Windows PC と ICカードリーダライタで考えます。
めちゃくちゃややこしいです。
しかも、これに関係あるサイトがたくさんあります。
いろいろ調べたあとで、説明サイトをまとめてみたら、意外に多かったです。
2. まずは国税庁の特集ページから
確定申告書作成には、提出方法を選びます。
ここで、マイナンバーカード方式を選ぶ場合は、事前準備が必要です。
マイナンバーカードを読み込んで、e-Taxにつなげるようにする必要があるからです。
e-Taxの管轄は、国税庁
マイナンバーの管轄は、地方公共団体情報システム機構
「令和2年分 確定申告特集」
> 「e-Tax事前準備のご案内」
> 「マイナンバーカード方式で申告するための準備」
を見てみると、4つの事前準備項目が説明されています。
重要なのが、ステップ3と4です。
3. マイナンバーカードのICを読み取る
説明をたどると、公的個人認証ポータルサイト(JPKI)に行き着きます。
マイナンバーカード読取対応のスマートフォン又はICカードリーダライタをお手元に準備ください。
STEP 3 マイナンバーカード読取対応のスマートフォン又はICカードリーダーライタの準備
そこで、JPKIの「ICカードリーダライタの設定」手順を見てみます。
すると、5つのSTEPの3つ目になります。
ICカードリーダライタは、(中略)公的個人認証サービスに対応した機器をご利用ください。
また、セットアップ(ドライバのインストール)を行う必要があります。
ICカードリーダライタのドライバは、最新のバージョンをインストールしてください。ドライバについては、お使いのICカードリーダライタメーカーへご確認ください。
ICカードリーダライタのご用意 | 公的個人認証サービス ポータルサイト
つまり、対応するICカードリーダーを買ってきて、ドライバをインストールすればよいわけです。
ICカードリーダライタをパソコンにつなぐと、自動的にドライバがインストールされる場合もあります。
しかし、実際にソニーのRC-S380を利用してみたら、タスクバーに何も表示されなかったので、メーカーサイトからインストーラーをダウンロードしました。
4. 読み込みソフト(利用者クライアント)
e-Taxでの「ICカードリーダーの準備」として、JPKIのステップ4の「パソコンのセットアップ」もする必要があると解釈するのか迷いました。
ファイル名を見るためにURLを表示していますが、直接リンクにはしていません。
実際には「利用者クライアントソフト」は、国税庁の「事前準備セットアップ」に含まれているので、JPKIAppli03-03.exeのインストールは不要でした。
国税庁の「事前準備セットアップ」には、以下のデータがセットになっていて、あと2つのブラウザ拡張機能のインストールを求められます。ブラウザ拡張機能は、自分でインターネットで追加しないといけないので、慣れないと難しいですね。
5. 2つのブラウザ拡張機能
ここで、やっかいなのが2つのブラウザ拡張機能です。
このインストーラーでは設定できないので、自分でインターネットにアクセスして、追加する必要があります。
e-Taxでのマイナンバーカードの読取りをサポートする拡張機能を追加する必要があります。これが、マイナポータル側で1つ、e-Tax側で1つ、合わせて2つあります。
拡張機能「マイナポータルAP」を追加する前に、「マイナポータルAP用インストーラ」をインストールする必要があります。
この「AP」の意味が気になっています。
「Access Point」なのか、「Application」の略なのか、と推測していますが……。
ということで、マイナンバーカードのICカードを活用するために、とてもたくさんのプログラムのインストールが必要でした……。
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