Mac PC で Karabiner-Elements を有効にして、Chrome Remote Desktop で Windows PC に接続すると、コントロールキーのショートカットが動作しなくなるんですね。
仕方がないので、いったん Karabiner-Elements を無効にして接続しています。
1. キーの役割とキーコード
キーボードショートカットは、Windows PCでは、Ctrlキーの組み合わせになります。
一方、Mac PCでは、commandキーの組み合わせになります。
キーの役割としては、commandキーは、Ctrlキーに似ています。
ところが、MacからWindowsにリモート接続すると、commandキーに対応するのはWinキーです。
これは、キーを押したときの信号(キーコード)が対応しているからです。
controlキーを押すと、Remote DesktopでCtrlキーとして動作します。
Mac | Windows |
command(⌘) | Win(田) |
control(^) | Ctrl() |
2. Karabiner-Elementsのキーコード変換
Karabiner-Elementsは、キーバインド設定をするツールです。
例えば、control + m を「↩」にしたり。
そうすると、Remote Desktopに送信される前に、キーコードがKarabiner-Elementsに変換されるので、うまくcontrolキーがCtrlキーに変換されないようです。
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