冬は電気代が高くなる。しかし、今年の冬は単価も上がる、そういう契約があることを知る。
◆ タップできる目次 ◆
電力会社の訪問営業
一時期、「電力会社を切り替えるだけで安くなります」という訪問営業が頻繁に来ることがありました。
わたしは、契約を切り替える手間を惜しんで、そのままにしていたんですが、安くなる仕組みについては不思議に思っていました。
新電力会社は、コールセンターを減らしたり、サポートを減らすことでコストを下げているのかな、と思っていました。
電気代が高騰する
しかし、それとは違う理由を知りました。

3.11上回る25倍の電気代高騰、“市場連動契約"の落とし穴
新電力の「市場連動型契約」に加入した世帯で電気料金が急増。ハチドリ電力では、電力価格の異常高騰分に関してはハチドリ電力側が肩代わりして負担し、ダイレクトパワーでは料金の割引に直接言及しなかったかわりに、2000円の解約手数料を無料とし、自社から顧客を切り替えるよう促している。

「楽天でんき」が新規契約を一時停止、電力市場価格の高騰を受け
新電力の楽天エナジーは2021年1月26日、同社が提供する「楽天でんき」などエネルギー関連サービスについて、新規の申込受付を一時停止した。年明けから続く、卸売電力市場価格の高騰などを受けた措置だという。
「市場連動型契約」。
電力が余っているときは安く、足りないときは高くなる仕組みです。
野菜でもガソリンでも、品薄なら高くなる。
もっともなことです。
でも、電力だとそうもいかないですよね。必要で代替のないものは減らせないわけです。
そこで、事前のイメージとは違う結果になってしまいます。
2倍や3倍ならともかく、電気代が10倍以上にも高騰する事態に、利用者はびっくりしますが、電力会社の方も大変です。
電力会社は、一部の電気代を肩代わりしつつ、他社への切り替えを案内したり、新規の契約をストップしたりしています。
価格は契約内容の一部
電力に限らず、通信料やガス・水道などライフラインほど、「契約」は複雑です。
目に見える「価格」の違いだけでなく、その理由をよく考える必要がありますよね。
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