インターネットのページを閲覧していて、「この広告は、デバイスのリソース消費が多すぎるため、Chromeによって削除されました」という黒いメッセージが表示されました。
急に表示されると、ちょっとびっくりします。
今回は、Chromeアプリの広告ブロック機能について説明します。
1. Chromeの広告ブロック機能
Chromeアプリでインターネットを閲覧していると、たまに広告が削除されることがあります。
この機能は、2020年8月のアップデートから導入されています。
米Googleは5月14日(現地時間)、Webブラウザ「Chrome」でユーザーが知らないうちにバッテリーやネットワークデータなどのリソースを過度に消費する広告をブロックする計画を発表した。「8月の終わりごろ」にリリースする安定版で提供を開始するとしている。(中略)
今回発表のブロック方法は、Googleが調査に基づいて定めたリソース消費のしきい値を超える広告をアンロードし、広告スペースに以下のように「広告が削除されました。詳細はこちら」と表示するというもの。
Chromeブラウザ、“リソース食い”な重い広告のブロックを8月末から開始
2. 過度に消費する広告を制限する(Heavy Ad Intervention)
この機能は、すべての広告を非表示にするのではありません。
正確には「Heavy Ad Intervention(重い広告干渉)」という名前で、データ量が大きい広告に限って削除します。
ですので、広告によって表示されたり、されなかったりするわけです。
3. Googleの作るインターネットのルール
確かに、動画広告が表示されるようになってから、ウェブページの表示が遅くなりました。
古いパソコンやスマートフォンでは、表示できなくなったりします。
最大手のGoogle Chromeで広告のデータ制限をすることで、広告全体のデータ量が際限なく大きくなっていくことに歯止めがかかるのかもしれません。
Googleが、技術によってインターネットの世界の「事実上のルール」を作っていく様子は、とても興味深いですね。
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