- WordPress 6.5へのアップデートにより、再利用ブロックがパターンに変更され、パターン名を編集する方法がわかりづらくなりました。
- パターン編集画面で「コード編集」に切り替えれば、パターン名の編集欄が表示され変更できます。
- これにより、スラッシュ挿入での意図しないブロックの優先表示を防ぐことができました。
WordPress 6.5.2、PHP 8.0.30、Cocoon 2.7.3.1
Change Block Keywords 2.1.2(WordPress5.4.999まで対応)
1. スラッシュ挿入で意図しないブロックが第一候補に出てくる
最近 ブロックエディタで記事を編集していたら、不要な「再利用ブロック」が出てくるようになりました。
私は、よく使うブロックを「スラッシュ挿入」で入力しています。
さらに、Change Block Keywordsプラグインでスラッシュ挿入用の短縮名を登録しています12。
たとえば、「/li」と入力して確定するだけで「リストブロック」を入れられるようにしています。
1-1. パターン名でブロックが検索されている
ところが、最近 そのスラッシュ挿入で意図しないブロックが第一候補に出てくるようになってしまいました。
「/li」と入力すると「LINEから問い合わせ」が先頭にあるのです。
この「LINEから問い合わせ」は、「パターン(再利用ブロック)」です。
「LINEから問い合わせ」の「ブロック検索キーワード3」を変更したいのですが、「高度な設定」の項目がありません。
2. パターン名を変更したいが入力欄が見つからない
仕方がないので、パターン名を「li」で開始しない文字列に変更しようと思います。
画面上部の「オリジナルを編集」からパターン編集画面を表示します。
ところが、パターン名の欄がありません。
いきなりパターン内のブロックが表示されているのです。
また、WordPressの「設定」の「外観」にある「パターン」の一覧画面でもうまくいきませんでした。
パターンをクリックすると個々の編集はできるのですが、投稿での「クイック編集」のような機能はないのです。
2-1. WordPress 6.5からパターンの仕組みが変わっている
このパターン名は、もともと「再利用ブロック」として作ったときに決めたものです。
しかし、WordPress 6.5への更新で、「再利用ブロック」が「パターン」と大きく管理方法か変更され、後から変更するための欄が見つからないのです。
「パターン」の管理画面は、テーマの構造の新旧によっても違うようで、結構ややこしいです。
3. 【解決】パターン編集画面で「コード編集」にする
調べてみると、パターン編集画面で「コード編集」にすると、パターン名の欄が出てきました4。
これで「問い合わせ(LINE)」と変更して、「li」 で優先されないようにしました。
3-1. スラッシュ挿入の第一候補も元に戻った
ちゃんとスラッシュ挿入の「li」の先頭がリストボックスに戻りました。
(補足)
- WordPressで効率的にブロックを挿入したい! 【スラッシュ挿入を活用】 Change Block Keywordsプラグイン – スマホ教室ちいラボ
- ただし、Change Block Keywordsプラグインは最新のPHPバージョンには対応していない。- 関連:「サイトで重大なエラーが発生しました」(ゼロ除算の2つの結果) – スマホ教室ちいラボ
- Change Block Keywordsプラグインによって追加されたブロックの設定値
- Change the name of the pattern | WordPress.org 2024-05-19