- Googleアカウントの不正ログインが疑われる場合、パスワード変更で現在使用中のデバイス以外はログアウトにできます。
- もし、パスワードの使いまわしがある場合は他のサービスのパスワードも変更し、クレジットカードを登録している場合はカード明細の確認も推奨されます。
表示される「アカウントの保護手続き」などの警告は一般的なアドバイスであり、Googleアカウントの基本的な保護対策が完了していれば、直ちに追加の対応は必要ありません。
1. アカウントの保護手続きが完了していない?
Googleアカウントに「不正ログインがあったかもしれない」と思って「パスワードを変更」から変更しました。
ここでの「現在使用しているデバイス以外のすべてのデバイスでログアウトします」という表示は、「今使っているスマホ以外からログアウトして不正ログインを防ぐことが出来る」という意味で合っていますか?
その後の画面で「アカウントの保護手続きを完了してください」や「不審なアクティビティが見つかりました」などと出てきますが、これは、まだ完了していないのでしょうか?
2. パスワード変更とログアウト
Googleアカウントについては問題ありません。
パスワードの変更によって、ほかの端末はすべてGoogleアカウントからログアウトされました。
仮に不正ログインされていた場合でも、いったん排除できていることになります。
「アカウントの保護手続きを完了してください」というメッセージは「次に、実際に被害がなかったのか確認したほうがよい」と言っています。
これは具体的になにか問題があったからではなく、誰でも共通に表示されるアドバイスです。
とりあえず泥棒は追い払ったので、被害がないか確認する、という話です。
これらの兆候が見つかった場合は、直ちにパスワード変更とデバイスログアウトを実施してください。
2-1. パスワードの使いまわしがない?
「他のアカウントを保護」は、Googleアカウント以外の話です。
「パスワードの使いまわしがないか確認しておきましょう」という意味です。
これは、Googleアカウントのパスワードをほかのサービスで使いまわしていなければ、問題ないです。
2-2. クレジットカードについては特に
「金銭に関わるアクティビティの確認」は、Google Pay やアプリ内購入の支払い方法などでクレジットカードを登録している場合は、カード明細も確認しておいた方がよいことを言っています。
金銭に関わるアクティビティの確認
不審な変更を元に戻します
これもGoogleアカウントの外の話です。
Googleでクレジットカードを登録していなければ、関係ないです。
つまり、Googleアカウントでできる対処は完了しているが、念のために他のサービスも確認するように促しているわけです。
3. 追加のセキュリティ対策
Googleアカウントには、追加のセキュリティ対策があります。
- 2段階認証の有効化1:
ログイン時にパスワードに加えて、スマートフォンなどに送られる確認コードの入力を必要とする設定です。
不正アクセスのリスクを大幅に低減できます。 - パスワードアラートの設定2:
Googleアカウントのパスワードが他のウェブサイトで使用された場合に通知を受け取れます。
パスワードの漏洩を早期に発見できます。 - 定期的なセキュリティ診断:
Googleのセキュリティ診断を定期的に実行し、アカウントの保護状態を確認することをお勧めします。
不審なアクティビティや脆弱な設定を早期に発見できます。