1. パスキーを保存するにはiCloudキーチェーンが必要
「Myドコモ」の契約情報を確認しようとしたら、「パスキー認証が必要」というメッセージが表示されました。
パスキーの登録をしようとすると、今度は「iCloudキーチェーンを有効にする必要がある」というメッセージが表示されました。
そこで、iCloudキーチェーンを有効にしようとすると、「2ファクタ認証が必要」というメッセージが表示されました。
これが必要な理由は、近年多くのオンラインサービスで利用されるようになってきた「パスキー」です。
ドコモなどは不正アクセス対策で、パスキーというデータをiPhone内に保存して、本人のiPhone以外からのアクセスを防ぐようになってきました。
このパスキーをiPhoneやiCloudに保存するために、Appleでのセキュリティ設定でメッセージによる確認コードを受け取る設定にしないといけなくなったわけです。
2. 「2ファクタ認証を有効にする」の項目がない?
ところが、Apple Accountで2ファクタ認証を利用しようとしたところ、「2ファクタ認証を有効にする」の項目がありませんでした。
iPhoneの「設定」から「[ユーザ名]」、「サインインとセキュリティ」の順に選択したのですが、代わりに「セキュリティ質問を変更」という項目があるだけでした。
3. セキュリティ質問は代替案
Appleでは、「2ファクタ認証」を推奨していますが、一応 代替案として「セキュリティ質問」も用意しています。
Apple ID を保護するセキュリティ対策としては、2 ファクタ認証が最も安全です。
Apple ID のセキュリティ質問を変更する – Apple サポート (日本)
アカウントで 2 ファクタ認証が設定されていない場合、Apple ではセキュリティ質問を使い、オンラインでの本人確認の二次的な手段を用意します。
4. アカウントセキュリティをアップグレード
「2ファクタ認証」を有効にするには、「アカウントセキュリティをアップグレード」する必要があります。
これまでもiOSのアップデートなどのタイミングで確認があったはずですが、「アップグレードしない」を選択していたようです。
手動で変更するには、ブラウザで account.apple.com にアクセスします。
まず、Apple Account にサインインします。
現状では、セキュリティ質問の確認があるはずなので、それに回答し「続ける」をタップします。
すると、アカウントの管理画面の中に「セキュリティ」があるので、「アカウントセキュリティをアップグレード」をすれば、2ファクタ認証やアカウントの復旧ができるようになるはずです。