今日のGoogleロゴは、女性の横顔と本を書く筆。
これは、知里幸恵(ちり・ゆきえ)さんと『アイヌ神謡集』を象徴しています。

◆最新のDoodleはこちら
1. 『アイヌ神謡集』と知里幸恵
『アイヌ神謡集』は、アイヌ民族のあいだで謡い継がれてきた13篇の神謡を、ローマ字で音を起こし日本語訳を付けたものです。

アイヌ語を勉強したことがあるのですが、そのときのテキストがこの『アイヌ神謡集』でした。
そう思ってロゴをみると、口から出た言葉、フクロウやキツネ、本に書く、という その画期的な意義が理解できますね。
2. Google検索のウィジェット
Googleのトップページのロゴが変わっているときには、Google検索ウィジェットのロゴも確認しておきます。

ホーム画面の検索ロゴも変わっていると、なんとなく新鮮ですよね。
3. Google による Doodle解説
Googleによる解説も和訳しておきます。
【Google翻訳をもとに一部修正】
今日の Doodle はアイヌ語翻訳家 知里幸恵の生誕 120 周年を記念したもので、ゲストアーティストの小泉ゆみがイラストを描きました。アイヌは日本の北方地域に住む先住民族です。1900 年代初頭にアイヌ民族が移住と日本文化への同化を強いられたとき、知里はアイヌ民族の物語と文化が適切に保存されるよう、ユーカラと呼ばれるアイヌの叙事詩のアンソロジーを作成しました。
知里は1903年のこの日、アイヌの人々が日本の伝統的な価値観を強制されていた時代に、北海道登別市で生まれました。少女時代、彼女は旭川の叔母のもとに預けられ、日本語とアイヌ語の両方を学びました。彼女は才能のある学生であり、言語芸術に優れていました。
知里さんは10代のとき、アイヌの民間伝承や伝統を記録する研究をしていた金田一京助という日本語学者に出会いました。彼女は残りの人生をユーカラの転写と翻訳に捧げることを決心し、最終的にアンソロジー『アイヌ神謡集』を作成しました。ユーカラは口頭で詠唱するものであるため、これは特に困難な作業でした。
知里の作品のおかげで、多くの読者がアイヌ文化を尊重するようになりました。今日でも、多くの人がアイヌの伝統と文化の信頼できる主要な情報源として、この詩集を参照しています。
知里幸恵さん、お誕生日おめでとうございます!
知里幸恵生誕 120 周年
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