
料理の動画とかを撮ってみたくて、カメラが気になってます。
スマホのカメラで撮影するのとはどう違うのかな?
今回は、Sonyの「VLOGCAM」がスマホカメラと何が違うのか、見てみましょう。
1. VLOG用カメラ
購入を迷っているというカメラの写真を見せてもらうと、「Sony ZV-1」や「Sony ZV-E10」というデジタルカメラでした。
これらのカメラは、「VLOGCAM」というカテゴリになるようです。
※「VLOGCAM」は、Sonyの登録商標です。
1-1. Vlogとこれまでのビデオ撮影の違い
「Vlog」というのは、「Video Blog」の略です。例えば、Youtubeで日常的な生活や考え、料理や商品レビューなどを投稿する動画などがあります。
内容的にはブログと重なる部分があるものの、ブログ(Blog)が、文章と写真を投稿して自分の好きなことを表現するのに対して、ヴイログ(Vlog)では、動画で表現します。
YoutubeやInstagram、Tiktokなど、動画投稿サービスを利用して、簡単に動画で考えを伝えることができるようになりました。
これまでのビデオカメラでは、運動会などイベントの「記録」のために撮影するので、撮影者と被写体は別であることが多かったです。
一方、Vlogは、カメラを固定して、自分一人で撮影することも少なくありません。
デジタルカメラでVlogの撮影をする場合は、求められる性能も変わってきます。
1-2. ZV-1とZV-E10の違い
カタログで比べていた2つのカメラの違いを見てみましょう。
ZV-1は、レンズ一体型(コンパクトデジカメ)。
ZV-E10は、レンズ交換型(ミラーレスカメラ)。

単純な違いは、レンズ交換式かどうかです。ミラーレスカメラの場合は、いろいろなシーンに合わせてレンズを取り外すことができます。
セットになっているレンズは、別売りもされています。
レンズには、近くのものを撮影するマクロレンズや、室内を広く映す広角レンズなどがあります。ZV-E10は、Sony Eマウントに対応しているレンズを付けることができます。

2. ZV-1のメリット・デメリット

そっかー、私はそこまで撮影技術がないから、手軽なコンパクトデジタルカメラのタイプにしようかな。
それなら、ZV-1を選ぶのがよさそうです。

2-1. 歩きながらの自撮り
ZV-1は、コンパクトデジカメで、約294gという軽いので、気楽に持ち運ぶことができます。

また、マイクにはふわふわした風防がついているので、屋外での風などのノイズを軽減してくれます。
手ブレ補正もありますが、過信は禁物です。激しい移動でも水平に保ちたい場合には、ジンバル(電動スタビライザー)を使えば、ジャイロセンサーが自動的に水平をキープします。

ちなみに商品紹介ページには、持ち手が付いている写真もありますが、基本的にシューティンググリップキットやジンバルは、別売りもしています。
セット販売もあります。
2-2. 自分に注目を集める
手軽にある程度ボケ味のある絵が撮れるのも、特長です。「背景ボケ」機能があって、背景をくっきりとぼんやりに即座に切り替えられることができます。背景をはっきり映して場所の説明をしたあと、別の話に移るときなど、一瞬で背景がぼやけて注目を集められます(Vlogを撮影するための特化機能 | ソニー)。

商品レビューでは、オートフォーカスが役に立ちます。自分の顔にピントを合わせて話をしたあとに「この商品です」と顔の前に商品を出すと、パッと手元の商品にピントがあいます。
あまり画角は広くありません(24-70mm)。自撮りで使っていると、顔がアップになりやすいので、もっと広角が欲しい場合は、自撮り棒や三脚を使ってカメラを遠ざける必要があります。
2-3. 長時間の動画は撮れない
動画撮影時のバッテリー使用時間は約45分です。電池持ちはあまり良くないので、注意が必要です。

しかも、ZV-1の三脚ネジはバッテリー蓋のすぐ側にあるため、グリップや三脚につけたままでは、バッテリー・SDカードの交換ができません。
2-4. 表示言語が日本語のみ
5か国語表示のデジカメが多い中、表示言語を日本語から変更できません。
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