- Outlookから「アクションが必要です」というメールが届きました。
- Outlookメール1に接続しているメールアプリの設定をOAuthに対応させる必要があります。
- メールアプリの設定がBasic認証のままだと、2024年9月16日以降 Outlookメールにアクセスできなくなります。
YouTube動画でも話しています。
1. 「アクションが必要です」?
「Outlook2」から「アクションが必要です」などというメールが届きました。
アクションが必要です:一部のサード パーティのメールおよびカレンダー アプリにアクセスできなくなる可能性があります
2024 年 9 月 16 日以降、安全性の低いサインイン テクノロジーが使用されているアプリでメールにアクセスすることができなくなります。
どうも、メールアプリの設定が「古い」ままと Outlookにアクセスできなくなる可能性があるようです。
ブラウザからOutlook.comにアクセスしてウェブメールを利用している場合は、そのまま利用できます。
2. アプリのメール設定がOAuthに対応できている?
Outlookメール3は、不正アクセスを防ぐため、「Basic認証」での接続を終了します。
そのため、メールアプリから Outlookメールを利用している場合、そのアプリがより安全な「OAuth」に対応しているか、確認する必要があります。
たとえば、ThunderbirdやAppleのメール、Gmailアプリなど他社のメールアプリの場合、ユーザー名とパスワードだけのBasic認証でログインしていた場合、2024年9月16日からは接続できなくなってしまいます。
2-1. Outlookアプリの場合
Microsoftでは、新しい認証方法に対応した「Outlook」アプリを推奨しています。
アプリをインストールして、「アカウントを追加」を選択します。
メールアドレスとパスワードを入力するとちゃんと認証され、受信メールが表示されます。
3. OAuthに対応する必要がある(iPhoneのメールアプリの場合)
多くの場合は、メールアプリに設定されたアカウント情報を一度削除して再度追加すれば、新しい認証方法で選択されます。
たとえば、iPhoneのメールアプリでもOAuthで設定できます。
まず、「設定」の「メール」ー「アカウント」のアカウントを追加を選択します。
「Outlook.com」を選択すると、Microsoftアカウントのサインイン画面が表示されます(hotmailなどでも)。
認証が完了すると、「アクセス許可」に同意する画面があります。
このアプリがあなたの情報にアクセスすることを許可しますか?
(1/1 アプリ中)iOSが、次の操作を行う許可を求めています。
- メール、連絡先、カレンダー、タスクの同期と、メールの送信を行う
- iOS にアクセス権を与えたデータへのアクセスを管理します
- 基本プロフィールの表示
このように、アプリに対してアカウント情報へのアクセス権限を部分的に許可する仕組みを「認可(Authorization)」といいます。
この「同意」によって、iPhoneの基本システム(iOS)にOutlookメールへのアクセストークンが記憶されます。
メールアカウントは追加され、ちゃんとメールアプリに「Outlook」のメールボックスが追加されました。
(補足)
- Outlookメールは、Outlook.com、Hotmail、Live.comのメールアドレス
- outlook@communication.microsoft.com
- Outlookメールは、Outlook.com、Hotmail、Live.comのメールアドレス