- レンタルサーバー会社のmixhostから、メーリングリスト機能(mailman)についての大切なお知らせが届きました。
- 実は Googleのガイドラインが変更されて、mixhostのmailmanではこれからの基準を満たせそうにないとのこと。
- もし、メーリングリストを使い続けるなら、ほかのサービスに移行が必要なようです。
今回のGoogleのスパム対策は、けっこう本気というか、影響範囲が多いですね。
1. mailmanはGoogleのガイドラインに対応できない
レンタルサーバー会社(mixhost)から、
「【重要】メーリングリスト「mailman」のご利用に関するご案内」
というメールが届きました。
メールの要点は、
- cPanelの「メーリングリスト」機能(mailman)が、Googleのメール送信者ガイドラインに対応できないことが判明した。
- Googleは 2024年6月1日までに 1日あたり5,000件以上のメールを送信する場合にワンクリックで登録解除できるように対応することを求めている1が、mixhostでは対応が難しい。
メールマガジンを受け取る側からすると、メールマガジンをすぐに配信停止にできるのは便利だよね。
ただ、メールマガジンを送る側はいろいろ対応があるんだね。
2. メーリングリストを運用するには代替サービスへの移行が必要
これまで mixhostのメーリングリスト機能(mailman)を使ってメールマガジンを配信していた場合には、代替サービスを探す必要があります。
Googleのメール送信者ガイドラインに違反するようなメールの配送が確認されれば、メール送信機能の停止やサーバーアカウントの一時凍結等の措置が取られる可能性があります。
レンタルサーバー全体がGoogleの「ブラックリスト」に載っては困るもんね。
このようなガイドライン変更は、Gmail以外のメールサービスにも広がっていくことも考えられます。
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(補足)
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