インターネットでの買い物で、一番便利なのはやはりクレジットカード決済でしょう。
注文時に支払いまで完了するのが魅力です。
でも、クレジットカード情報を入力することに不安を覚える方も多いと思います。
「セキュリティコードだけで、大丈夫なのかな?」と疑問に思って、まとめてみました。
1. 支払い方法で入力する主な項目
インターネットショッピングだけでなく、アプリやチケットを購入するときなどには、必ず注文前に支払い方法を決めます。
逆に言うと、支払い方法を決めないまま「購入」できるウェブサイトはほとんどありません。
支払い方法の一つでクレジットカードがあります。「クレジットカード」を選択すると、必ず3つの項目を入力することになります。
実に、この3項目だけで購入ができてしまいます。
便利すぎて心配ね
カード番号と有効期限は、クレジットカード前面に印字されています。
セキュリティコードは、クレジットカード裏面に印字されています。
ちなみに、カード裏面には4桁の数字と3桁の数字がありますが、4桁の数字の方はカード番号の下4桁になっています。
3桁のセキュリティコードは弱そうですが、クレジットカード番号は非公開なので(他人に見せてはいけません)、この3桁の数字だけでセキュリティになる、という考え方になっています。
でも、扱う信用の割に、びっくりするほどゆるい本人確認だよね。
大丈夫なのかな。
2. 盗難と本人確認
まず、クレジットカード会社の一番のセキュリティは、「盗難や紛失による不正利用が起こった場合に備えた補償制度」です。
不正利用が判明したら、本人に落ち度がなく、第三者の使用であることが証明できれば、クレジットカード会社が補償します。
ポイントは「本人確認」。
例えば、クレジットカードを利用する時は、店舗なら暗証番号の入力やサインの記入があります。
暗証番号は、その場で本人確認をしたことになります。
サインは、クレジットカード会社からみると「支払いの内容を確認し、間違いなく本人が承認した」という証拠になります。もし不正利用の訴えがあったときに、確認されることになります。
いずれにしても、クレジットカードが盗難されても、署名や暗証番号はわかりませんので、すぐには悪用できません。
ふだんの利用パターン(場所や金額)と違う買い物でも、本人確認されます。
2-1. セキュリティコードが役に立たない場合、立つ場合
一方のセキュリティコードの場合は、クレジットカードに記載されています。
もしもカードを盗まれると、インターネットではすぐに悪用できてしまいます。
クレジットカードは紛失したら、すぐに利用停止する必要がありますね。
そんな弱いセキュリティコードですが、なぜあるのでしょう?
それは、「スキミング対策」です。
「スキミング」は、クレジットカードを読み込む時に、磁気テープの中身をコピーしてカードの複製を作る手口です。
しかし、セキュリティコードの情報は磁気テープには埋め込まれていません。
悪いお店の犯人がクレジットカードをスキミングしても、そこにはセキュリティコードの情報はありません。なので、それだけでは悪用できないわけです。
3. まとめ:セキュリティコードは強くないので絶対にクレジットカードは人に見せない
セキュリティコードは、パスワードに比べてもカードに直接記載されているので、弱いセキュリティです。
偽物のサイトなどで入力してしまうと、簡単に悪用されてしまいます。
安さだけでなく、実績のあるサイトで購入するようにしましょう。
クレジットカードは便利だからこそ、慎重に付き合っていきたいものですね。