これまでパソコンから「ゆうちょダイレクト」にアクセスしていたんだけど、パソコンが古くなって処分することにしました。
スマホから「ゆうちょダイレクト」にアクセスするにはどうしたらいいですか?
スマホとパソコンで違いはありますか?
スマホの場合は、「ゆうちょ認証アプリ」というログイン用のアプリがあります。
これは、スマホの指紋センサーなどを利用して本人確認するアプリです。
しかし、まだ「ゆうちょ認証アプリ」の登録をしていなければ、ID(13桁のお客さま番号)とパスワードからパソコンと同じようにログインで利用できます。

まずは、パスワードログインで利用してみてください。
うまくいったら、今度はログインが簡単で安全になる「ゆうちょ認証アプリ」をインストール・登録してみるとよいです。
1. 「ゆうちょダイレクト」のログインページ
スマホで「ゆうちょダイレクト」にログインする場合、
(1)ゆうちょ認証アプリを使う方法と
(2)パスワードでログインする方法があります。
・(ログインページ)https://direct.jp-bank.japanpost.jp/direct_login.html

2. ゆうちょ認証アプリ
セキュリティ上は、(1)「ゆうちょ認証アプリ」を使う方法が「より安全」とされています。
かんたんログイン
「ゆうちょ認証アプリ」で指紋や顔認証を行うことで、パスワードの入力操作をすることなく、ゆうちょダイレクトにログインできます。安心のセキュリティ
ゆうちょ認証アプリーゆうちょ銀行
スマートフォン端末に登録した生体情報(指紋や顔)により本人認証を行うため、従来のパスワードの盗難や第三者の不正アクセス等の被害を防止できます。
しかし、指紋認証などを利用していない場合は、(2)の方法
▶ ID(13桁の「お客さま番号」)
▶ パスワード
でログインすることができます。
これは、一般的なアカウントのログイン方法と同じです。

パソコンでのログインと同じ操作ですね。
3. 情報だけでなくモノによる認証

どうしてパスワード以外にわざわざ「ゆうちょ認証アプリ」があるの?
オンラインバンキングでは、ID・パスワードだけの認証では不正アクセスの心配があるとして、追加の認証方法を用意してきました。
「ゆうちょ認証アプリ」ができる前は、確認番号表(パスワードカード)やワンタイムパスワード生成器がありました。

仮に第三者にログインパスワードを知られてしまったとしても、カードやデジタルキーといった機器がなければ、ログインできないように制限することができました。
「ゆうちょ認証アプリ」は、専用機器の代わりにスマホを活用して認証するアプリです。
事前にスマホに生体情報を設定して本人確認するため、第三者が知らない端末からアクセスできないからです。

スマホが普及しているので、わざわざ専用のワンタイムパスワード生成器を用意しなくてもよくなったのです。
4. すでに「ゆうちょ認証」アプリの登録をしているとパスワードログインは一部制限される
ただし、「ゆうちょ認証」アプリを一度 登録すると、パスワードログインでは一部の操作が制限されるようになります。
「ゆうちょダイレクト」の振込や出金のボタンがグレーになってしまうのです。
また、パソコンからログインするときでも、スマホによるアプリの認証が必要になります。
つまり、(1)スマホでの「ゆうちょ認証」アプリをメインに利用する(スマホなしではログインできなくする)か、これまで通りの(2)パスワードログインにするかを選ぶ必要があるわけです。

スマホ操作に慣れてきたら「ゆうちょ認証」アプリを登録して、スマホなしではログインできないようにした方が安全です。
パスワードというただの文字列ではなく、実体のあるモノを鍵にした方が安心です。
5. ログインIDは自動入力できない
ちなみに、「ゆうちょダイレクト」では、ID欄が複数あるため、ブラウザのパスワード自動入力には対応していません。

パスワードはソフトウェアキーボードを使って入力しないといけないの?
なかなか英字を探せなくて、うまくログインできないよ。
「ゆうちょダイレクト」のログイン画面には、ソフトウェアキーボードも用意されています。
しかし、これはやや入力しにくいですよね。
「ソフトウェアキーボード」は、本来 不正なアプリ(キーロガー)にパスワード入力を記録されないようにするための仕組みです。しかし、ソフトウェアキーボードのセキュリティ効果は、そこまで高くありません。というのも、そのような不正なアプリが侵入されてしまえば、画面の表示情報など別の方法でパスワードが盗み取られる可能性が高いからです。
パスワード入力はただでさえ大変です。
あまりスマホの操作に慣れていない場合は、無理にソフトウェアキーボードを使おうとせず、通常のキーボードからパスワードを入力しても差し支えないと思います。

パスワード入力に時間がかかったり、何度も失敗することの方が、セキュリティ上のリスクがあります。
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