- Windows 10/11では、セキュリティ強化により「bootrec /fixboot」コマンドでアクセス拒否エラーが発生することがあります。
- システム破損かアクセス権限の問題が主な原因として考えられます。
- 代替方法として「bcdboot c:\Windows /s c: /f ALL」コマンドの使用が推奨されています。
1. 「アクセスが拒否されました」?
Windows 回復環境でのコマンド実行時に bootrec /fixboot
で「アクセスが拒否されました」というエラーが出ました。
これには、大きく分けて2つの可能性あります。
- システムが破損している可能性
- アクセス権限がない可能性
2. ブートセクターが見つからない?
システムの問題を解消するには、
- MBRが破損している?
bootrec /fixmbr - ファイルシステムの問題がある?
chkdsk c: /f - ボリュームの状態がおかしい?
diskpart
3. ブートセクターへのアクセス権限がない?
しかし、そもそもブートセクターへのアクセス権限がない可能性もあります。
- 通常のコマンドプロンプトから実行している?
管理者として再実行 - Windows 10/11のセキュリティ機能で
/fixboot
コマンドが制限されている
重要なのは、Windowsのセキュリティ機能。
Windows 10のバージョン1809以降、および Windows 11では、一部のブートプロセス関連のセキュリティ強化が強化されています。
- ドライブが暗号化されてアクセスできない?
BitLockerなどの暗号化を解除する - 不正なブートコード変更だとみなされている?
セキュアブートとUEFIの保護機能を解除する
特にbootrec /fixboot
コマンドが「アクセスが拒否されました」エラーを出すことがあります。Microsoft自身も最新のWindowsバージョンでは、代替アプローチとして自動修復プロセスの使用やbcdboot
コマンドの利用を推奨するようになっています1。
あるいは、別のコマンドを試すことも選択肢です。
bcdboot c:\Windows /s c: /f ALL
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(補足)
QRコードを読み込むと、関連記事を確認できます。
![[起動エラー] bootrec /fixboot でアクセスが拒否される?](https://api.qrserver.com/v1/create-qr-code/?data=?size=200x200&data=https%3A%2F%2Fchiilabo.com%2F2025-03%2Fbootrec-fixboot-access-denied-error-windows-recovery%2F)